nine.ten coffee weblog

おうちカフェ「nine.ten coffee」のブログです。今のところ単なる趣味です。

エスプレッソマシンのポンプを交換する

f:id:nineten_coffee:20170717145507j:plain

先日の話。毎週末日課のCAFIZAによる洗浄を行ったあと、気づいたのだった。
 
「あれ? マシンの下に水が垂れている……」
 
ドリップトレイ? いや、違う。タンク? それも違う。となると、配管のどこかか……と嫌な予感。かなりブルーな気分で開腹して動作チェック。しばらくリーク元が特定できなかったものの、ついに判明。
 
ポンプだ!
 
ポンプから軸方向にリークしていて、それがモーターマウントに沿って下に垂れていたのでした。調べてみると、わりとある事案のよう。ポンプ圧は十分にでているけれど、放っておいたらモーターのベアリングが死んでしまうので、だいぶ面倒くさいけれど、いい機会だから替えてしまえ、と。

 

というわけで、ポンプを交換することに。
 
久しぶりにGiottoちゃん開腹。

f:id:nineten_coffee:20170717151655j:plain

ポンプの交換自体はとても簡単。インレット(2)とアウトレット(1)のふたつのナットと、モーターと固定されている金属バンド(3)を緩めるだけ。上の写真はポンプを取り外したあと。
 
本当は3/8インチから1/8インチを変換しているブッシングが超硬くて、こいつをポンプから外すのにものすごく手こずったけれど……。
 
ちなみに、Rocket Giotto Evoluzioneに搭載されているロータリーポンプはFluid-0-TechというメーカーのCA054というモデル。エスプレッソマシンのロータリーポンプは実質、このイタリアのFluid-0-Tech か北米のメーカー、PROCON の二択になる。

www.fluidotech.it

f:id:nineten_coffee:20170717152048j:plain
↑これがポンプ。右が古いもので、左が新しいもの。いやー、買っておいて良かった。まさに備えあれば憂いなし。で、取り外しに苦労したのが、古いほうについているシルバーのパーツ(ブッシング)。
 

f:id:nineten_coffee:20170717152610j:plain

↑外してみてはじめて気づいたのが、モデルは同一ながらも、年式によって微妙に形状が違うこと。実測すると、寸法もちょっとだけ違っていた(取り付けには問題なし)。
 
ちなみに、シリアルからトレースすると
・古いポンプ:2011年11月製造
・新しいポンプ:2014年12月製造
ということもわかった。

 

せっかく開腹したので、「音がうるさい」という初期ロットの謎を探るべく、調べていたら、このエントリーで言わているように「ボイラーとポンプのクリアランスが極めて狭い」という事実を確認。

 

ボイラーの取り付けアームを曲げるのも大変そうなので、ポンプとボイラーとの間にフェルトを挟むなど小細工をしたらかなり改善したので、とりあえずは結果オーライ。

 

しばらくポンプに負荷をかけてテストしてみたけれど、水漏れもなさそうなので、このまま様子をみてみることにしよう。