nine.ten coffee weblog

おうちカフェ「nine.ten coffee」のブログです。今のところ単なる趣味です。

ブリタ&マクストラプラスの水をTDS計測してみた

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エスプレッソマシンを使っていると避けて通れないのが、水をどうするか問題。

 

店舗だとマシンは水道管直結だから「EVERPURE」みたいな浄水器を使うのが普通だけれど、ホームユースだとタンクでの運用になるのでそうもいかない。

 

ちなみにエスプレッソマシンを使ううえで、きれいな水(浄水)はもちろん重要だけれど、長期的に見るとそれ以上に軟水、つまり硬度が低い水を使うことが大事になってくる。硬度が高い水を使い続けると、ボイラーやウォーターラインにどうしてもスケールがつきやすくなるからだ。

 

日本はヨーロッパ等に比べると軟水なので過度な心配は不要なものの、それでも黒い鍋でお湯を沸かすと鍋のフチに白い跡を確認できるくらいの硬度はあるわけで、できれば可能な範囲で除去しておきたいもの。

 

そこで愛用しているのが、ドイツのポット型浄水器「ブリタ」。

 

ブリタは浄水器というカテゴリーだけれど、同時に硬度を下げてくれる軟水器でもあり、最近でこそ他メーカー製でもチラホラ出てきているものの、ちょっと前までは両方の機能を持った手頃な浄・軟水器は「ブリタ」くらいしかなく、もうずっとこれ。理想的な水として「RO水」があるけれど、コストと味がね……。

 

で、ここからが本題。先日、TDSメーターを入手したので、ブリタの濾過能力を検証してみた(じつは前から興味があった)。

 

ブリタでTDSは2/3までクリーンに

 

ちなみにTDSメーターとは、TDS(総溶解固形物)を計測するもので、要するに「水のなかに水以外のものがどれだけ溶け込んでいるか」を調べるためのもの。単位はppm。

 

数値が高いほど「水以外のなにかが多く混じっている」という意味になるけれど、これは不純物以外のもの、例えばカルシウムやマグネシウム等のミネラルの類もひっくるめての計測結果なので、一概に「高数値=汚れている」ということではないので注意。

 

さらにいうと、冒頭で書いた水の硬度も計測できない。

 

TDS値からざっくりと硬度を導き出すこともできるらしいけれど、それもあまりアテにならないので、とりあえず数値が高ければ硬度も高い、というくらいの認識で大丈夫のようだ。

 

水道水そのままのと、ブリタで濾過した水のTDSの比較が冒頭の写真で

原水:97ppm
ブリタ:63ppm

という結果。

 

原水は福岡市東区の一般家庭の水道水(つまりウチ)。原水のTDS値は結構変動があって、160ppmくらいまで上がることもある。調べてみると福岡の水のTDS値は、低くもなければ極端に高くもなく、東京とほぼ同じくらいのようだ。

 

で、ブリタを通すとそれが2/3程度まで下がる(あまり浄水性能は良くない?)。

 

ちなみにブリタのフィルターは「マクストラプラス」の並行輸入盤。なぜ輸入盤にしたかというと、ヨーロッパの硬水にあわせて設計されているので、日本の軟水で使うと、より硬度が下がるのでは……という期待から。

 

テトラテスト 6in1 で総硬度を計測

 

TDSメーターは簡易的な水質検査では最近よく使われているようだけれど、個人的に結構前から使っているツールがもうひとつある。それが熱帯魚の水槽などで使われる「テトラテスト 6in1」という水質試験紙だ。

 

水に約1秒つけるだけで、pHなどのパラメータがどのくらいなのかが“ざっくりと”わかる、というもの。精度はそこまで高くないらしいけれど、ブリタを通す前と後で硬度がどのくらい変化しているのかが、試験紙の色でわかる。

 

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実験結果が上の写真。

 

総高度(GH)を指す部分に注目。原水では茶色っぽいところが、ブリタを通した水では完全にグレーに。このことから、硬度そのものはかなり下がっているということがわかる。

 

ちなみこの方法で以前テストしたところ、軟水化性能はブリタが唱えるカートリッジ交換時期になってもほぼ衰えていないことがわかった。