広島の「OBSCURA」で購入した「チョコレートブレンド」。
お店でサンプルの豆を見渡した限り、最も深煎り。それでも普段ぼくが焼いている豆よりはぜんぜん浅めで、個人的な基準でいうと、シティくらい。
いやもう、名前からしていいじゃない。チョコレートだもの。ブレンドの配合も公開してあって、
- グァテマラ ブエナビスタ農園 中深煎り
- コロンビア ビビアナ・メナ農園 中深煎り
の2種ブレンドとのこと。
なにげにこの2ヶ国のブレンドはうちでもやったことがなかった。
ちなみに焙煎日もしっかり書いてあって、購入日の5日前焙煎だった。ただ、年末年始をまたいだため、家に帰って試飲できたのは焙煎後9日目のこと。
袋を開けて香りを嗅いでみる……も、チョコっぽい風味はとくになし。念のために奥様にも確認してもらうも「チョコレートみたいな香り? ……うーん、しないかも」と同意見。まぁ、いいかってことで、いつもよりメッシュを細く設定してカフェラテをつくってみた。
ローストがそこまで深くないので、まず感じるのがマイルドな甘み。苦味も酸味も際立っていなくて、甘み中心。豆の酸味がミルクの甘みを引き立ててくれている感じ。上品で美味しい。
ただ、やっぱりブレンド名にもあるような「チョコレート感」は感じられなかった。これは奥様も同意見。
ラテに関してはその後も何回も淹れたけれど、印象としてはやっぱりマイルドでやさしく、上品。ぼく個人としてはもう少しこってりした味が好きだけれど、奥様の評判はとても良い。
一方、ドリップはというと、V60でしか淹れていないけれど、こちらはどちらかというと苦味よりも酸味のほうがやや際立つ印象。ラテだとミルクで隠れてしまっていた味が顔を出した感じ。その前にお湯の温度が低すぎたのかもしれないけれど。
ドリップでもスッキリしていてキレも良く、美味しい。ただやっぱりチョコ感はないかなー。
というわけで、最初から最後までブレンド名に振り回された感じだったけれど、それを度外視すればとても品質が良くて美味しい「チョコレートブレンド」でした。