nine.ten coffee weblog

おうちカフェ「nine.ten coffee」のブログです。今のところ単なる趣味です。

コーヒー博物館とメリケンパーク 〜 中京・近畿TRIP Day3

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神戸三宮の二日目。

 

ホテルが素泊まりプランだったので、早朝からやってるってことで目をつけていたカフェ「Greenberry's COFFEE(グリーンベリーズコーヒー)」へ。ホテルの近所だから便利。

 

地元のお店ではなく、webサイトによると、もともとはアメリカバージニア州のシャロッツヴィルで創業したコーヒーショップで、日本では東京や関西を中心に9店舗が展開されている模様。

 

この三宮店は商業ビルの2Fにけっこうな面積を使っていて、店内はかなり広め。

 

雰囲気もいい。入口すぐのショーケースにいろいろなフードが置いてあり、ぼくはアップルパイとサンドイッチ、カフェラテなどを注文。

 

家族全員同じようなものを注文して、朝食にしてはなかなかのお値段になってしまってちょっと驚く。

 

店員さんも感じ良くて、朝から気分が良かった。

 

ただ……カフェラテが予想に反して泡たっぷりの大手チェーンのようなタイプでまずガッカリ。アップルパイにフォークを通してみると、昨日の売れ残りなのか“サクッ”ではなく“ムニュ”でガッカリ(温めてもらったんだけどね)。この手のパイは食感が命なので、味は言わずもがな……。

 

救いだったのはサンドイッチ(BLT)がまぁ普通に美味しかったことだけれど、それ以外がちょっと残念すぎて家族全員少しテンション下がり目(泣)。

 

とはいえ、もったいないので完食。

 

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気を取り直して本日最初の目的地を目指す。その目的地とは……そう、国内唯一の「UCCコーヒー博物館」!!

 

三宮駅からポートアイランド線という、ゆりかもめのような路線で揺られること15分ほど、南公園駅で降りて徒歩数分でコーヒー博物館に到着。

 

ココ、ずっと前から興味はあったものの、これだけのために神戸にくるのも気がひけるので、なかなか来る機会がなかったんだよね。

 

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UCC本社の真横にある白い建物がコーヒー博物館。

 

1981年の神戸ポートピア博覧会にUCCが「UCCコーヒー館」を出展したことをきっかけに建設されたのだとか。

 

詳しいことはオフィシャルサイトを見てもらうとして(ストリートビューで館内を見学することもできる)、簡単に説明しておくと、コーヒーの歴史、UCCの歴史に加え、さまざまな角度からコーヒーを学ぶことができるミュージアム。

 

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館内はそれぞれ「起源」「栽培」「鑑定」「焙煎」「抽出」「文化」と6つのテーマにわかれていて、エスカレーターで最上部まで上ったら、あとはスロープを伝って下へと下りながら各テーマの展示物を見学していくという流れ。

 

全体的にはそこまで広くないながらも、内容は濃く、見応えたっぷり。

 

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幼いころによく飲んだ缶コーヒーを見て懐かしさに浸ったり、実際に実がなっているコーヒーの木を観察したり、実際に鑑定に使っている道具を触ってみたり、家でもよくやっているけれど生豆の臭いを嗅いでみたり……と、ミュージアムがコンセプトとして掲げているように「五感」でコーヒーを楽しんだ。

 

個人的には、なかでも栽培、焙煎、抽出の3テーマが興味深かったかな。

 

とにかく、いろいろな抽出器具と焙煎機を見られるというだけでも楽しい。……にしても、ここで展示されているくらいの古〜い焙煎機、今ぼくが使っているユニオンサンプルロースターと大差ないのには笑った。むしろ展示品のほうが良さげな印象。

 

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ひととおり見て、時間にして1時間ほど。

 

下まで降りたとき、特別企画としてコーヒーのテイスティングをやっていたので、ぼくたちも試飲。

 

なんと、その内容たるや泣く子も黙る「ハワイコナ」と「ブルーマウンテン」の2種。ほほぅ。

 

ところが、これが飲んでみたら意外な結果が。

 

ぼく「……なんか薄い?」

奥様「この酸味苦手だわぁ……」

 

そう、どちらもロースト浅めで、豆の量が少ないのか、薄くて酸味が際立った味わい。昔ながらのアメリカンコーヒーをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれない。

 

せっかくの高級品ながらも、ぼくたちの口には合わず……という悲しい結果に。あらためてコーヒーが嗜好品ということを思い知らされる。

 

このあと、お土産を買って、コーヒークイズをやって無事コーヒー博士の称号をもらって、せっかくだからと館内にある喫茶店「UCCコーヒーロード」へ。

 

もちろんUCC直営、店構えからして期待大。

 

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ぼくはペーパードリップのエチオピア・イルガチェフェを、奥様はネタになるからとターキッシュ・コーヒーを注文。

 

コーヒーは、その色からして想像できたけれど、実際に飲んだらやっぱりそうだった。薄い……。さっき試飲したコーヒーと同じくらいの薄さなので、きっとUCCが推奨する濃さがこのくらいなんだろう。このへんも好みが出るところ。

 

ちなみにぼくが家でドリップするときは、13g程度の豆で(しかもやや粗挽き)160gほどの抽出量なので、そこまで濃いのが好きというわけではないんだけどね。

 

で、奥様のターキッシュ・コーヒーは、砂糖を入れて煮詰めたコーヒーの上澄みをいただく、というもので、飲んだみたら……超甘い……あたりまえか。

 

結局、ふたりの口から「美味しい」という言葉が出ることはなく、店をあとにした(笑)。

 

さて、次に向かうのは神戸の中華街、南京町。

 

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三宮まで戻り、そこから徒歩で南京町を目指す。

 

賑やかな商店街を抜けて、しばらく行くと、南京町に到着。

 

しかし、そこには驚愕の光景が! 

 

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もう、混みすぎていて大変なことになっていた。

 

とりあえず中華街に進んでみるも人で大渋滞していて、歩くのもままならない状態。10メートル進むのに何分もかかっちゃうくらい。

 

しかも暑い〜。

 

あまりに大変なので、南京町では何も食べることなく、買うこともなく、次の目的地であるメリケンパークへ。

 

横浜の臨海パークみたいな広い公園とその周辺に、いくつもの施設やショッピングモールが集まっているエリア。このへんは本当に横浜に似ている。

 

で、このメリケンパークに来たからには……ということで、例の“BE KOBE”のところで記念撮影。じつはサラっと書いているけれど、写真を撮るだけなのにかなりの行列で、「撮るのをやめよう」と言っていたのはここだけの話。

 

ゴールデンウィークだからかな、30分くらい待った気がする。

 

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このメリケンパークに来た目的は、じつは「カワサキワールド」という、川崎重工の博物館があるから。そう、子供のため。

 

船、バイク、クルマ、航空機、ロボット……などなど、川崎重工が携わっている製品が展示されていて、乗り物大好きなうちの子供は終始ハイテンション。

 

予想以上の充実ぶりに大人のぼくも楽しめたけれど、こういうのは疲れるよね〜。

 

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「カワサキワールド」で燃え尽きたご一行様は、休憩がてらに「神戸ハーバーランドumie」に行くも、これまた激混み。

 

いろいろとお店を見て回りたかったけれど、そこまでの元気もなく、軽く流して休憩してココは終了。

 

だけれど、体力的に余裕があったらもうちょっとちゃんと見たかったなぁ。

 

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結局、疲労と空腹のおかげでメリケンパークとハーバーランド界隈は散策もそこそこに、西宮へと戻るのでした。

 

街の印象とかアクセスのしやすさを考えると、個人的には横浜よりも好きかも。機会があったらまた来てみたい。

 

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結局、南京町で中華を食べられなかったので、夜は中華に。

 

三宮駅の近くにある「中国居酒屋 酔坊3号店」。

 

食べ放題なのでいろいろ注文したけれど、空いているにもかかわらず料理が出てくるのが遅く、制限時間のせいでお得感がちょっと乏しいのが残念。

 

ただ、味は悪くなかったので、まぁトータル的にはまぁ満足かな。

 

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次は、いよいよ最終日。

 

神戸といえば……という観光名所を散策。

 

つづく。

 

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