最近、生豆をあらかじめブレンドしてから焙煎する「プレミックス」をいろいろと試しているところ。
ずいぶん前、焙煎後の豆をブレンドするアフターミックスを試行錯誤しているとき、同じ比率でプレミックスを試してみたら飲めたモノじゃないシロモノになってしまい、そのときは「プレミックスはやっぱりダメだ」という結論になった(このエントリー)。
だけれど、今考えてみると、柔らかい豆とかなり硬い豆を一緒に焼くという、けっこう無茶な組み合わせをしていたし、焙煎工程もプレミックスなりの考慮をとくにしていなかったのが原因なんじゃないか……? と思い始め、今現在のスキルでもう一度トライしてみようかなと。
とりあえず硬さや豆のサイズに大きな違いがない(と思われる)3種の豆をいろいろな比率でブレンドしてテストしているけれど、これがけっこうイケる。
イケることがわかったからには、楽しくなっちゃうんだなぁ。
今現在のぼくが気に入っている比率は、4:3:3。
どこかひとつが飛び抜けるんじゃなくて、うまい具合にミックスされて新しい風味と味になる比率というか。昔やっていたアフターミックスの4種ブレンドも、3:3:2:2という比率だったから、こういう傾向が好きなのかも。
ちなみに、今はこの4:3:3のベースになる4の豆は固定で、残りのふたつの産地や品種を変えて楽しんでいるところだけれど、なんとなく傾向が見え始めた感じ。
目下の目標は“カフェラテにして好みの味になるブレンド”。
ミルクとの相性もあるし、シングルオリジンだとわりといいのにブレンドにすると個性が死んじゃう豆がある一方で、その逆もあるからおもしろい。
ブレンドってもともとそういう側面はあるのだけど、プレミックスだと気軽に試せるから、なお良い。アグターミックスみたいに無駄もないしね。
とあるブレンドに奥様は「美味しい!」と言ってくれるけど、ぼくはまだどこか足りなかったりするから、先は短いようで長そうだな……。