nine.ten coffee weblog

おうちカフェ「nine.ten coffee」のブログです。今のところ単なる趣味です。

コーヒー生豆を真空パックで保管するようにした

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コーヒー関係の書籍やネットの情報を見ていると、コーヒー生豆についてよくこのような主旨の記述を見かける。

 

「コーヒー生豆の保管は、光と温度と湿気にさえ注意しておけば、そこまで神経質にならなくていい」というもの。

 

つまり、ざっくり“袋に入れたまま常温放置でOK”と解釈できる。

 

ぼくもこれを疑うことなく、基本は購入したままの袋に入れて保管、ハンドピック済みの豆はキャニスターに入れて保管、という方法をとっていた。さすがに真夏はワインセラーに入れたりもしたけれど。

 

ところが最近というか、ここ半年くらいでとくにそう感じるんだけれど「生豆といえども、適当に保管していたら劣化するのではないか」と思い始めた。

 

同じ豆を同じように焙煎しても、購入から時間が経った生豆だと「香りが弱い」「風味が弱い」といった違いを感じるようになったから。

 

さらに言うと、それが劣化だとするなら、劣化しやすい豆としにくい豆がある……ような気もする。

 

2、3ヶ月程度なら常温で保管していても大きな変化が見られない豆があるいっぽうで、香りに特徴がある生豆は、涼しい環境でも1、2ヶ月も置いていたら顕著に劣化(変化)する気がする。となると、焙煎後の風味や味も当然変わってくるわけで。

 

ぼくはそういう変化は歓迎したくないので、“生豆といえども、それなりに気を遣って保管したほうが良さそうだぞ”と考えるようになった。

 

では、どう気を遣うか?

 

本当は商社と同じように定温倉庫で湿度と温度をコントロールできればベストなんだろうけど、そんなものは持っていないので、せめて空気に触れないようにしようと家庭用の真空パックマシンを導入してみた。

 

買ったのはデザイン重視で「KitchenBoss」というブランドのもの。これがなんとAmazonで6400円!

 

けっこう安いんだね。もっと高いものだと思ってたよ。

 

使い方は簡単で、汁物でなければとくに気を遣うことなくボタンひとつで真空パックにできちゃう。傷みやすい野菜や食べ物を片っ端から真空パックしておけば、うっかり腐らせてしまうということもなくなるので奥様も大助かり(じつはこの真空パックマシン、奥様も気になっていたらしい)。

 

てなわけで、とりあえず手持ちの量が多く、しばらくは消費できなさそうな生豆を500gずつくらいに小分けして真空パックにしてみた。今の時期はそこまで恩恵がないかもしれないけれど、春から夏にかけては大きな効果が期待できそう。

 

さて、どうなるか、乞うご期待。

 

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↑すぐには消費できなさそうなストック豆を片っ端から真空パック。この作業が地味に楽しい。6000円程度の出費で生豆の鮮度が大幅に伸びるのであれば安いものだけれど、果たして。