ぼくはここ最近はずっと、このエントリーで紹介した「富士山ドリッパー」を使っていて、ほかのドリッパーにそこまで関心がなかったんだけれど、先日、ついつい試してみたくなって「LOCA コーヒーセラミックフィルター」をお買い上げ。
「科学的根拠から味を追求」なんて言われたら、ちょっと試してみたくなるじゃない。
この商品、いわゆる“焼きもの”を使ったフィルターでペーパーレスなのが特徴なのだけれど、オフィシャルサイトに書かれている情報がなかなかすごい。
その言葉を借りると「旨味はそのままに、雑味・苦味を抑え、甘味を感じやすくなる」ということで、要するにこのフィルターを使うと、コーヒーが美味しくなるらしい。
それって本当なの〜?
というわけで、試してみた。
ペーパーと同じレシピ、1杯分でコーヒー12〜13g、約20秒蒸らし、約2分で160g抽出でつくってみた(そう、ぼくはドリップはあっさり飲みやすいのが好きなのです)。
するとどうでしょう。
ペーパードリップとは味わいがまるで違う!
具体的にはwebサイトに書かれているとおりで、たしかに甘味が突出し、そのほかの味が控えめになっている印象。まさかここまで書かれたとおりになるとは思わなかったので、ちょっとビックリ。
ただ、甘味以外が控えめになっている関係なのか、全体的なボディ感が弱くなっていて、これが“美味しくなったのか?”かというと、ちょっとわからない……。
正直なところ、ペーパーと同じレシピによる抽出で単純に味比べをすると、ぼくはペーパーのほうが好きかなー。ただし、これはフィルターのキャラクターが違うだけの話。
少なくともフィルターでカットされる成分(とその量)がペーパーとはだいぶ違うようなので、豆によっても印象が変わってくるんじゃないかなと。合う豆、合わない豆がありそうだし、そもそもこのフィルターにあったレシピにすべきかもしれない。
ともあれ、セラミックフィルターでここまで味が変わることに驚いたので、今後もちょいちょい稼働してもらうつもり。
しばらくメインで使ってみよう! と、声を大にして言えない理由はただひとつ、まぁ、その、後片付けがそこそこ面倒くさいので(笑)。