ときとして突然やってくる物欲に負け、ワイヤーのみでつくられたドリッパーを買ってみた。さかさにすると富士山のように見えるということで「富士山ドリッパー/MT.FUJI DRIPPER」というネーミングがいいじゃん。実物は5合目までしか行ったことがないけど。
ふだん使っているドリッパーはV60とKINTOのステンレスフィルターで、べつにこれらに不満があるわけでないんだけど、こういうのって気分によって使いわけるのも、また楽しい。円錐型のフィルターがそのまま使えるのも良いところ。
富士山ドリッパーというかワイヤードリッパー、手にするまでは華奢で強度的に心配な部分があったものの、実物を見るとけっこうしっかりとしたつくりで、このへんは、さすがメイド・イン・ツバメといったところ。
スタイリッシュで良いアイテムだけれど、使ってみてひとつだけ気になったのが、使用後に置きにくいところ。というのも抽出が終わってサーバーからドリッパーを外したら、いわゆる富士山山頂の狭い面積で置く必要があるので、気をつけないと倒れてしまうのだ。ほかのドリッパーだとまったく気にしなくてよかったところだけれど、まあこれは形状的に仕方がないかな。