ぼくがエスプレッソ(カフェラテ)にハマるきっかけになった豆、「ESPRESSO VIVACE」のVitaブレンドを十数年ぶりに入手。
焙煎日は7/14。諸事情あって手元に届いたのが8/8だから、焙煎日からけっこう時間が経ってしまっているのが残念だけれど(これはまぁ仕方ない)、あの豆をまた味わえるのかと思うとさすがにテンションあがる。
容量は12oz。約340gくらい。お値段は15ドルだから1600円くらい。スペシャルティ全盛の今、そのへんのコーヒーショップで豆を買おうとすると、100g600円はするから、かなり安い。マキネスティ時代は空輸代が上乗せされていて高かったから。
ちなみに、当時の記憶だと「とても甘くてクリーミーな豆」という印象だったけれど、はたして今でもそう感じるのか!? というわけで、前置きはこれくらいにして、さっそく飲んでみよう〜。
↑これがVitaブレンド。だいぶ油が浮いちゃってますね。昔はもうちょっと浅煎りだったような気がしないでもないけれど、気のせいかな。あと、VIVACEの豆はロブスタが入っているという噂。当時から、ずいぶんと浅煎りの豆が混ざっていた記憶があるから、もしかするとそれかな?
↑タンピング。じつはCONVEXのタンパーで。この話はまた今度。
↑そして抽出! 粘度がそれほどでもないのは、たぶん豆が古いせい。ちなみに20gほどの豆でリストレットで抽出。
↑とりあえずカフェラテ完成。
久しぶりに飲んだ感想
というわけで、十数年ぶりに入手したVitaブレンドでカフェラテを淹れて飲んでみた。
ひとくちめ「……!?」
ふたくちめ「…………ん!?」
みくちめ「…………こんなだったっけかな!?」
が第一声(笑)。
ビターで、ちょっとスモーキーで、甘みはないわけじゃないけれど、記憶のなかの味とはだいぶ差があった。
あと、本当に入っているかは未確認ながら、インドネシアとブラジルの味がする。
加えて、なんだろう、この独特な苦味。良くいえばボディが豊か、悪くいえば重い。ローストのせいなのか、豆が古いせいなのか、噂に聞くロブスタのせいなのかはわからないけれど、ちょっとだけ気になるなー。
翌日、翌々日と調整を入れながら何杯かつくっていくうちに、だんだんと「あぁ、こんな感じの味だったかも!?」と感じるようになったものの、決して「そうそう、これだよこの味だよ!」とはならず。
で、とりあえず結論づけたのが「記憶が美化されている」ということだった(笑)。
当時とは環境も違えば自分自身の経験値も違うから、同じ豆でも印象が変わるのは無理ない話なのかも。ただ、焙煎から3週間も経っている時点で味は確実に落ちている。これは間違いない。もっと新鮮な状態だったら、また違った印象になったのではないかと予想しつつ、想い出の豆レビューを終わります。
一度でいいからシアトルの店頭で飲んでみたいなぁ。