先日、このエントリーで書いたChrisKingのタンパーベースをeBayで買ってみたという話の続き。
注文していた58.7mmベースが届いたので、意気揚々とテストしてみたら……IMSのバスケットには入らないことが判明(泣)。残念だけれど仕方ないか、と、早速、削ることを決意。
ドリルの先端にベースを取り付けて、あとは根気強くサンドペーパーで削り始めた。毎日、夜に少しずつ。
で、ある程度削ったところで細かくチェックしてみたら、これも薄々怪しいと感じていたのだけれど、エッジが丸くなっていた……。極端な話、本来 |____| となっているはずのベースの形状が (____) こうなってしまっていたのでした。
ちゃんと当て木をしていたものの、素人の手仕事だとやっぱりそうなっちゃうかー、というオチ。しっかり垂直に削るには旋盤がないとダメだね。
というわけで、もうこのベースは諦めて、思い切って別のベースを買ってみることにした。もはや試してみないと気が済まないという(笑)。それがトップの写真のブツ。
サイズは58.4mm、FaceTypeは「Semi Flat Serrated」。いわゆるCフラットとリップルの合体形状。見てのとおり、品質はまったく問題ないのだけれど、ひとつ問題なのが、ベースの厚さが薄いこと。これは先の58.7mmベースにはなかった特徴で、ちょっと驚いた。
で、当然ながら58.4mmベースはIMSのバスケットに問題なく入るのだけれど、今度はこのベースの薄さが仇になってしまう悲しい事実が判明。
どういうことかというと、タンピングしたときにベースがバスケットに入りすぎて使いづらいのだ。な〜に〜。
これは先日、バスケットの深さを24.5mmから26.5mmに変えたことでより顕著になってしまったフシもあるけれど、これを理由に戻すわけにもいかず。
一方でBigStepタンパーは、ちょうどベースのトップがバスケットのフチと高さがほぼ同じになるので、圧倒的にこちらが使いやすく、迷うことなくBigStepを使い続けることを心に決めたのでした。
……とまあ結果的にChrisKingのタンパーベースをあれこれ試したことがほぼ無駄になってしまったことが悲しいけれど、いろいろと勉強になったからまあいいか。あらためて感じたのは、バスケットとベースの相性って大事だね、ということかな。