このエントリーで訪問したときに、一緒に買った「スケマサコーヒー」のブレンド。
「2年くらいかけて、どんな淹れ方をしても美味しいブレンドを目指してつくったんです(女将さん)」というほどに、お店のこだわりがつまったブレンドだ。
パッケージに「Sunny Bell Coffee」の文字があるように、金沢の「Sunny Bell Coffee」と東京の「スケマサコーヒー」による共同開発豆、というわけ。
焙煎日は書かれていないけれど、お店で使う豆を量り売りしてくれたので鮮度は問題なさそう。
それにしても金沢→東京→福岡、と、けっこうな旅をしてきたね、この豆(笑)。
開けてみてみると、けっこうぼく好みなロースト具合。豆は……中南米のブレンドかな? ほぼナチュラルだけれど、ほんのわずかにウォッシュドがブレンドしてある。
それはさておき、炎天下のなかを移動して豆が温まってしまったからか、けっこう油が出てしまっていた。
ぼくの経験上、いくら鮮度が良くても焙煎済みの豆を常温(だいたい25度以上)でしばらく保管してしまうと上記のように油が出てしまい、エスプレッソの粘度が極端に落ちてしまう。今回もそれが心配だったけれど、その予感は見事に的中(泣)。
いつものようにカフェラテにしようとするも、これがなかなかメッシュが合わず、抽出が早い早い……。豆そのものが硬い可能性もあるけれど、この感じは豆を温めてしまったからだろうなぁ。
抽出が早いと尖った苦味が出て、カフェラテの味が平坦になっちゃうんだよね。
3度目くらいでようやく抽出速度はクリアできたものの、やはりエスプレッソの粘度はゆるく、どちらかというと苦味が優先し、お店で飲んだ味とはだいぶ違うという結果に。
う〜ん。
まぁ、たしかに豆の状態が理想的ではなかったことに加え、そもそも粉の量を含めて環境がだいぶ違うからこれは仕方がないかな。
というわけで、あまりトライ&エラーを繰り返すと200gなんてあっという間になくなってしまうので、早々にあきらめてアイスコーヒー用途に。アイスコーヒーにはキレのある苦味と豊かなコクで全く問題なし。
満足いく環境でカフェラテを味わえなかったのが心残りだけれど、今回の教訓としては「やっぱり夏場に豆を買うのは避けよう」ということかな(泣)。