仕事に追われていたら、いつの間にか「Standart Japan」の10号が到着していた。というか、もう10号なんだね。9号のときも書いた気がするけれど、早いなぁ。
今回も例によって特集たっぷり。だけれど、いつもよりかは周辺ネタが多い気がする。
今号で気に入ったのは「有田焼」の職人さんのインタビュー。
ぼく自身、有田焼を使っているわけでもないし、カップをはじめとする陶器のブランドにはとくにこだわりがない人なんだけれど、こういう職人さんからの直の言葉は、すごくリアリティがあるし、業界を知る意味でも興味深い。
そういえば最近はカップに限らず、ドリッパーなんかも“○○焼き”とかって宣伝してるくらいだし、コーヒー業界との繋がりも増えつつあるのかな。
こういう絡みでいうと、前にも書いた気がするけど、ぜひぜひ新潟燕市の“MADE IN TSUBAME”も取材してほしいところ。ドリップポットもそうだし、ピッチャーやらカトラリーやら日本でいちばんコーヒー関係のアイテムと縁があるブランドだからね。
そしてもうひとつ、今号で気に入ったのが「僕らのSTANDART」。
なんの変哲もない親子がコーヒーとどう向き合っているかを表現したと思われる、写真だけで構成されたコーナーなんだけれど、なんというか、飾り気がない本当の日常感がよく出ていて、なんか好き。
この親子がどこのだれなのかがまったくわからないのは、あえてなのかな。
ちゃぶ台のうえで何をしているのかと見れば、KRUVE Shifterでコーヒーをふるいにかけていたり、ふつうの家庭のように見えるのに、お父さんがやたらとたくさんのカフェラテをつくっていたり、いろいろと謎が多くておもしろい。
この人たちがどういう人なのか、バックグラウンドが簡単に紹介してあると、なお良かったなー。
次号にも期待です。