3週間ほど前から毎日続けているラテアート特訓。
ある日の朝も、例によって自分のカフェラテをつくっていた奥様。
「やった!」と声をあげたので見てみると、なんとハートを描けているではないか!
「これ成功? 成功だよね?」と喜びを爆発させる奥様。
茶色と白の境界線がぼやけていることと、ちょっと斜めになっているのが気に入らないらしいけれど、これは誰が見てもハートなので成功でしょう。
教える立場で特訓開始から見てきたぼくも、これはうれしい。
ただ、翌日、翌々日と同じように挑戦するも、ここまでの完成度はなく、まだまだ打率が低いのが弱点。これはもう練習しかないなー。
そうそう、奥様も結局なんだかんだ言ってWPMのピッチャーを愛用中(ぼくのだけど)。
奥様も最初はぼくが前に愛用していたFBCのピッチャーを使っていたのだけれど、スチーミングの際にミルクがこぼれやすいということで、WPMを試してみたら調子良かったらしく、今ではすっかりお気に入り。
なんだかんだ言って、このサイズがいちばん使いやすいんだよね。
ここからは余談。
なぜ奥様がこれほどまでに熱心に特訓を続けるようになったかというと、これにはとあるきっかけがある。
奥様のバイト先は、前にも書いたようにカフェのようでカフェではない某チェーン店なのだけれど、そこのカフェラテがあまりにアレだったらしいのだ。
決定打になったのが、バイト先でカフェラテのつくりかたをレクチャーされたとき。
なんと、カフェラテを教えてくれたその女の子は、とりあえずスチームワンドをミルクに突っ込んだままミルクをあたため、その後スプーンのようなものでシャカシャカ混ぜて泡をつくっていたらしい。もちろん、エスプレッソは全自動だ(泣)。
当然、ミルクはシャバシャバで上の方に粗い泡が乗っかった状態になるため、口当たりが悪く、エスプレッソ(?)とすぐ混ざり合ってしまい、見た目がコーヒー牛乳のようになってしまうらしい。
この驚愕の光景を目の当たりにした奥様は「こいつらなにもわかってないな」と思ったようで、そんなことなら自分がちゃんとできるようになろうと心に決めたらしい。
その店の実状は聞けば聞くほど驚くべきもので、まぁドリンクに力を入れていないことがジンジン伝わってくる。コーヒーをウリにしているカフェじゃないから別にいいんだけれど、そりゃあ巷のお店で飲むコーヒーやカフェラテが美味しくないのも納得だよね、という。
そんなわけで、奥様の特訓は続くのだった。