このエントリーにも書いたタイのドイチャン。なかなか気に入ったのでリピートしようと思ったら……在庫なし……。
そもそもタイの豆は日本の流通量が少なくて、ドイチャンの豆を探すもほかに在庫を持っているお店がみつからず、諦めかけていたそのときに発見したのが、このタイ・チェンライで栽培されたという「チェンマイ80」という豆。
アラビカ種で、ハイブリッド・カティモールとカツーラを掛け合わせた豆らしい(この情報は手元に届いたパッケージに書いてあった)。
真空パックされた状態で届いた豆を見ると、妙に色が白い。
「こういう品種なのかなぁ」と、パッケージをよーく見ると、そこには驚きの情報が。なんと、2014年1月収穫、2014年6月梱包と書いてある……。
……6年前の豆。そりゃ白くもなるよね。そのへんの情報を書いてくれているだけでも良心的なのかもしれないけれど、どうせならwebサイトに記載してほしかったなー。
ちょっとテンションが下がりつつもパッケージを開けると、6年前の豆とは思えない豊かな豆の香りが鼻をつく。これは予想外。きちんと真空パックすると、こんなにも香りが持続するんだね。
ハンドピックされているからか、豆面は綺麗で、大きさも揃っている。“古い”ということを除けば、かなりクオリティは高いように感じる。
いつものように2ハゼちょっとまで焼くも、ほかの豆とはちょっと感触が違う。なぜか1ハゼ以降の温度が上がりにくい。豆が硬いのかな。
ハゼの時間と温度を頼りに一か八か煎り止めしてみると、ねらった色よりも少し明るめ。 あーやっぱりか。火力をもう少し強めにしないとダメなのかも。
とりあえず翌日カフェラテにしてみるも、やっぱり豆が硬いのかメッシュが合わない……。今まで使ったことがない領域までグラインダーの調整をして3回目くらいでようやくまともに落とせた(飲むのは1日1回なので、ここまでに3日を要している)。
メッシュが粗く、抽出がちょっと早かったときは「う〜ん、悪くは無いけれど、良くもないな」と思っていたけれど、メッシュを合わせたら一転して「おお〜、これはなかなか美味しいかも!」という印象に。
カティモールだからか、どこか洗練さには欠けるものの、コクが豊かでほどよい苦味が美味しい。この苦味がカティモールは独特で、ミルクと合わせるととくに美味しく感じるんだよね。
クレマもモリモリで、ラテ向きの豆のひとつだと思う。
欲を言えばニュークロップを試してみたいけれど、なかなかそうもいかないんだろうなぁ……。とりあえずドイチャンに比べるとコスパが悪いので、今回買った1kgがなくなったらドイチャン待ちにしよう。
ちなみに、ラテのメッシュ合わせに苦労したのでドリップではまだ飲んでません。
5/19追記。
アイスコーヒーで飲んでみた。特筆すべきものはないけれど、スッキリとした苦味で美味しい〜。やっぱりタイの豆、好きかも。