Kaldi Fortisの焙煎プロファイルをいろいろと試行錯誤している最中に、ちょっと試してみたこと。
カフェラテ用にマイブレンドのレシピがいくつかあって、高効率化(要は面倒くさい)のために最近はいつもプレミックスで焼いている……のだけど、豆の産地や品種によっては同じタイミングで入れても同じように火が入ってくれない問題があり、サンプルロースターのころからちょっと気になっていた。まぁ、普通は一緒に焼かないよね、という組み合わせのケースね。
しかーし、Kaldi Fortisだったら時間差投入が手軽にできそうなので、先日、試してみた。
3種ブレンドのうち、比較的肉厚な豆一種を先に投入しておいて(タイのドイチャンなんだけれど)、2分後に残りの豆を投入。なぜ2分かというと、まぁなんとなく。
トータルの焙煎時間は+2分になってしまうけれど、味を確かめたらこれがなかなかイケる。問題ナシ。であることがわかった。ほほぅ。
前まで少し気になっていたエグ味が消えて、スッキリ感が出てくれました。
プレミックスは、この作戦を使えば、かなり自由度が高くなりそう。やるやらないはさておき、場合によってはブレンドする豆一種ずつを段階的に投入するのもアリかもしれないね。
冒頭の『artisan』のグラフに注目。時間差投入をすると、あんな感じになる。
Kaldi Fortis ここ最近での試行錯誤
このあいだから1バッチあたりの焙煎量を少し増やし始めた。生豆250g→350gに。
どうしてかというと、豆の量を増やすことでBT(豆温度)のデルタがもう少し安定してくれるかなーという淡い期待があったから。あとは、今まで3バッチ焼いていたのを2バッチで終わらせるため。
ただ、実際にやってみたら、これが意外にもデルタの安定性はあんまり変わらず(泣)。ちょっと良くなっているかもしれないけれど、たぶん気のせい……と思える、そんな程度。
400g入れたらより改善される可能性もあるけれど、毎週焙煎している手前、それだと多すぎるので、これ以上増やす気はナシ。これ(デルタ)はこういうものと割り切るしかないな。
ほかには投入温度と中点をあれこれ試し中。
投入温度(中点)が変わるとハゼる温度が変化することまではわかった。投入温度は高めが好きなのか、低めが好きなのか、も。
それにしてもFortisでの焙煎、まだまだ試行錯誤の連続で楽しいやら歯がゆいやら。 課題が多いなぁ。