自家製バレルエイジドコーヒーへの第一歩を踏み出したnine.ten coffee。
しかし実際にできあがるまでにまだまだ時間を要するので、とりあえずカルヴァトスの空き瓶にもコーヒー豆を詰めてみた、という報告をしたのが前回のお話。
でね、ちょっと考えた。
“バレルエイジドコーヒーってのは、ウイスキーの生産過程で生まれる使い古した樽を再利用して生まれた副産物にすぎず、ネーミングからしてイイ感じの響きになって注目されているものの、要はコーヒー生豆にお酒のフレーバーが移ればいいってことを考えると、必ずしもその手段として樽を使う必要はないんじゃないか?”と。
だって、わざわざ樽を使うのは大変だもの。
前にも書いたように、生豆を一度でも入れちゃうと樽の内部が汚れてしまうし(猿田彦コーヒーは汚れ防止のためにシートを樽のなかに敷いているみたい)。
そこで、樽や空き瓶以外に良い方法ないかなーと調べてみた。
で、見つけてしまった。
「樽フレーバー(タフルレーバー)」とかいうアイテムを。もっと早く見つけておけば良かったと思ったというのはココだけの話(笑)。
これ、なんの変哲もない木の棒なんだけれど、樽同様にチャーリングが施されていて、お酒のなかに入れることによって簡単に樽熟成を楽しめる、というアイテムらしい。この発想がすばらしいじゃない。
つまりは、お酒の香りを染みこませたこの“樽フレーバー”をコーヒー生豆と一緒に密閉容器に入れてしまえば、お手軽にバレルエイジドコーヒー的なものができるんじゃないか? と。
この棒なら価格も安いし(800円くらい)、簡単に洗えそうでメリットだらけな気がする。情緒という面では劣るけれども。
樽フレーバーにはホワイトオーク、ミズナラ、ヤマザクラと、木の種類別に3種用意されていて、樽によくあるホワイトオークをチョイス。ほかの木を使うと、これまた違った風味になるというからおもしろそう。
お酒はというと、今回は王道のウイスキーを試してみようかなと。
Amazonで適当に見て、ジョニーウォーカーのレッドラベルとかいうやつを買ってみた(←酒を飲まないのでよく知らず、ジョニーウォーカーってマクラーレンのスポンサーだったよねーとか、そのくらいの認識)。
というわけで、現在、そのレッドラベルにタルフレーバーを漬け込み中。お酒の色の変化を見ながら、次のステップへと移行させる予定。
樽フレーバーを浸けたお酒がどう変化していくのかについては、すでにレッドラベルをいくらか飲んでしまった奥様に協力してもらって、そのへんもレポードできるといいな。
今回やろうとしているのはボトルエイジドコーヒーとも言えるけれど、こちらも乞うご期待。