バレルエイジドコーヒーと合わせて猿田彦珈琲にて購入した「猿田彦フレンチ」をお試し。
フレンチの名のとおり、この豆は最近では珍しいくらいの深煎り。昔ながらのコーヒー屋のごとく、豆は油でテッカテカ。自分で焼くときもここまで深くはローストしないけれど、たまにはいいよね、このくらい深い豆も。
ブレンドの豆で、そのうちわけはケニア、エチオピア、コスタリカ、インドネシア。個人的にやったことがないブレンドなので楽しみだ〜。
まずはいつものようにカフェラテに。
その印象としては、豆面からは想像できないくらいにライト。本当にあっさり。
そういう焙煎をしていることとアフリカ系の豆が多い証拠だと思うけれど、ここまで深煎りなのに苦味がほとんどない。当然、酸味もなく、かなりライトボディで飲みやすい。
悪くいえば際立った特徴がないとも言えるけれど、このくらいシンプルな味わいのほうが毎日飲むにはちょうどよくて、奥様も「無難だけど、好きかも」という好意的なインプレッションだった。
あえて深煎りにしてこのキャラクターをねらっているのか、熱風焙煎だから自然とこうなってしまうのかわからないけれど、この“軽い深煎り”感こそが「猿田彦フレンチ」の良さなのかもしれないね。
ドリップでもその傾向は変わらず、飲みやすくてスッキリした味わいが好印象。変なクセがないので万人向けで、これなら毎日飲んでも飽きなさそう。
一般的に深煎りといえば“苦味とコクのコーヒー”というイメージだけれど、この「猿田彦フレンチ」はその対極にある深煎り、という感じ。
そして、やっぱり浅煎りよりも深煎りのほうが好きだなー、と、あらためて感じた瞬間なのでした。ごちそうさまでした。