このあいだ前号が届いたような……と思っていたら、もうあれから3ヶ月。というわけで「Standart Japan」の16号が到着。
で、前号から気になっていたコーヒーのダイレクトトレードプラットフォーム「TYPICA」が今号で特集されていたので、あらためてサイトを覗いてみた。おお……前に見たときよりも充実してる(当前か)。
パッと見、店舗を持つプロのロースター向けに見えるけれど、ユーザー登録自体は“ホームロースター”で可能だったので、取り急ぎ登録までやってみた。
実際に登録すると「○○のサンプルリクエスト期間がいつまで」だとか「○○のプレオーダーがこの期間」だとか、スケジュールが閲覧できたりして、なかなか楽しい。
とはいえ、基本は当然ながらも業者向けのようで、麻袋単位での取引になる。さすがに個人で60kgも買えないので、登録したところで基本見るだけになってしまうのが悲しいところ。
話を本に戻そう。
例によってまだパラっとしか読めていないのだけれど、巻頭特集の「日本」はちゃんと読んだ。沖縄のコーヒー栽培事情に関するものなんだけれど、ぼく自身、沖縄のコーヒーには前から興味があったものの、収穫量の少なさのためかほぼほぼ購入する機会がなく、かつ情報も少ないので、こうしてスポットが当たることはとても良いことだと思う。
スポットが当たったところで収穫量が増えるわけではないので、買えないという事実は変わらないのかもしれないけれど、こうして認知されていけば少しずつ良くなる……のかなと。
じつは数年前、沖縄産コーヒーを通販しているお店があったものの(今もあるかもしれない)、なぜか粉の状態でしか売られておらず「豆の状態では購入できないか」という旨をメールするも一向に返答がなく……。売る気があるのかないのかよくわからず、その一件もあって、沖縄産コーヒーの地元の本気度に懐疑的になったりもしたけれど、今号の特集を読む限り、少なくとも栽培している人の本気度は本物なんだなぁ、と。
ただ沖縄産に限らず、国産のコーヒーが仮に収穫量が増えたところで、人件費や設備費が他の生産国とは比べものにならないはずだから(台風も多いしね)、そのへんのコストをどうするかが今後の課題なのかもしれない。
でも一度飲んでみたいなぁ、国産コーヒー。