今さらというか、あらためてというか、ここ最近すごく感じているのが「ブレンドの難しさ」。
ブレンドの味づくりが難しいという意味ではなくて、同じ味を維持することが超難しい。
例えば、ぼくはカフェラテ用に3種の豆によるプレミックスのブレンドレシピがあるのだけど、ある時期はよくても、生豆を買い直すと、もう、味がブレまくっちゃう。
コーヒー豆は農産物だから毎年味が同じではない、というのは当然理解しているけれど、それにしてもブレる。
AとBとC、それぞれ収穫時期によって味がブレるわけだから、3種を一定の割合で混ぜたブレンドの味がブレるのも当然といえば当然なんだけど、だからこそ、それをつねに同じ味にするのって至難の業だなぁ、と。
それこそ、生豆を買い直した段階ですべてカッピングして配合の割合を変えたり、場合によっては豆の産地を変えたりしないとダメなのかな。
前にも書いたことがあるけれど、ぼくはシングルオリジンよりもブレンドのほうが、オンリーワンの魅力という意味で関心があって、とりわけカフェラテはブレンドでつくりたい人なんだけれど、肝心の味が安定しないんじゃ意味ないよなぁと思ってしまうわけで、ここのところちょっと悩み中。
プレミックスだといろいろな意味で楽なんだけど、最初の一杯で「あーダメだ」と思った時点で残りの豆が無駄になるので(飲むけどね)、またアフターミックスに戻そうかなー、なんて考えているところ。
ほんと、ブレンド難しい。
やっぱ楽しようとしちゃダメなのかな(泣)。