蝉の鳴き声が響く昼過ぎ、投票に行ってきた。投票所に入って出てくるまで3分くらい? 意外なほどにガラガラ。いつもは、もうちょっと人多いのに。
さて、コーヒーラバーに向けたメディア「STANDART JAPAN」が先日5周年を迎えたとか。おめでとうございます。
そもそもこの雑誌、インディペンデントマガジンという位置づけなので、基本的には営利目的ではないことが最大の特徴。コーヒーを好きな人が、コーヒー好きに向けて制作しているメディアなのだ。
しかも、昨今の社会とは逆行するかのように、あえて“紙”を選択していることも特筆すべきところで、これも“紙媒体のページをめくりながら、ゆっくりとコーヒータイムをすごす”、という時間の過ごし方を提案している。
こういうフィロソフィーが気に入って日本の創刊号から定期購読しているのだけど、先日、これが「2.0」になるとのアナウンスが。
どういうことだろう? とメールを読み進めると、昨今の資材高騰等の影響で販売チャネルを見直し、かつコミュニティの立ち上げに関連したものになるようで、簡単に言うと、こうなるみたい。
・販売は完全サブスクリプションのみに(カフェなどで買えなくなる)
・これまでどおり、世界のロースターによるサンプルコーヒー豆がつく
・オンラインプラットフォーム「Standart Community」のメンバーシップ
という具合。
なんでも、印刷所を香港から日本国内に変更したことに加え、おそらくはオンラインプラットフォームの運営費用も加わるのかな、年間購読料が6900円から8900円になる模様。年間2000円増える格好だけれど、金額的はどうってことないかな。
で、さらっと書いているけれど、オンラインプラットフォームの立ち上げは、読者にとってみたらとても楽しみなコンテンツ。エンドユーザーだけでなく、生産者やロースター、カフェなど、コーヒーを生業にしている人とのコミュニケーションにも期待したいところ。これでコーヒーのカルチャーとしての底上げができたらいいなぁ、と。
ちなみに8月に発売される次号から2.0化されるとのことで、今から楽しみ。