早いもので、2022年もあとちょっと……というわけで、今年最後の「Standart Japan #22」が到着。
例によってまだ斜め読み段階だけれど、今号は「ん!?」と思わせる興味そそられるページが多い印象。
まず「CROWD ROASTER」。巻頭の広告ビジュアルだけ見ると、焙煎アプリ? と思いきや、これ、ユーザーが生豆とロースターを選んで焙煎してもらう新サービスらしい。へぇ。
あらかじめ選定されたスペシャルティコーヒーからひとつ選んで、あとは「CROWD ROASTER」に登録済みのロースターさんを指名して焼いてもらうみたいなんだけど、「サンプルロースターかなにかで1バッチずつ焼くの?」と思いきや、そのロースターさんに一定量の注文が集まった時点で、はじめて焙煎してもらえるシステムになっているみたい。なるほど、そりゃそうだよね。
浅煎りが得意なロースター、深煎りが得意なロースターと、ロースターごとに特徴が公開されているので、ユーザーにとってはおもしろい試みだと思ういっぽうで、ちょっぴり割高感が否めないので、そのへんが普及のカギになりそう。
多少、焙煎をかじっているぼくから見ると、例えばあまり焼いたことがない豆をいきなり焼いてくれと言われても困るよね(納得いく味にできないという意味で)、と思ったりもするんだけど、そこはある程度ロースターにノウハウがある豆に限定されているのかな。
あとロースターを選ぶ際、人が前面に出すぎていて人で選ぶ雰囲気になっているので、焙煎機(焙煎方式)から絞り込めるとより面白いかも、と思った。ぼくなら「直火式で焼いてくれるところは?」とか「ローリングで焼いてくれるところは?」みたいに選びたいから。
あとは生産国の特集、タイ。
このブログでも何度か書いている気がするけれど、じつはタイの豆、好きなんです。とくにドイチャン。突出した特徴がないところが良い(褒めてる)。
タイのコーヒーカルチャーも何気に興味があるので、じっくり読みます。
そのほかで言うと「ゲームプラン:ホームバリスタのためのテクニック」という、今までにない特集が興味深い。ぜひ連載してほしい。
文字どおり、そこそこ長くやってるホームバリスタならだれしも知っているようなテクニック(WDTとか)を紹介しているんだけれど、ホームバリスタのスキル向上のために、こういうのどんどんやってほしいなぁ。欲を言えば、こういうHowToモノは、本文とイメージ写真のみで構成するのではなくて、わかりやすく図解などを入れてていねいなレイアウトでお願いしたいところ。なにとぞ。