仕事中に飲むコーヒー用に「カフア コーヒーボトル」を導入したのが2018年9月。それからというもの、平日はほぼ毎日使用して早くも4年とちょっとが過ぎ、いい加減買い換えた、というお話。
「カフア コーヒーボトル」は大変お気に入りで、とくに不満はなかったものの、ちょっと別のを試してみたくなって、白羽の矢が立ったのが「サーモス 真空断熱ケータイタンブラー 360ml」。デザインがお気に入り。
ごくごくフツーのステンレス製のサーモボトルなんだけれど、入れるのはコーヒーだけとして、どんな使い心地なのかをざっくりレビュー。
タイトルにもあるとおり、じつは使用前から薄々気づいてはいたものの、案の定……というかたちで、使い始めでまず気になったのが「金属っぽい匂い」。
コーヒーが淹れたてだとしても、なんか美味しくない。「あーやっぱりかー」と。そういう意味でテフロンコーティングをしていた「カフア コーヒーボトル」は素晴らしかった。金属臭がしないからね。
ただ、これは想定内なので、この匂いを消そうと頑張ってみた。
ネットで検索すると……なるほど、昔ながらの知恵的なやつで“たまごの殻を入れて振る”というのを発見。
卵の殻ねぇ。理屈がよくわからないけど、タイムリーなことに、ちょうど奥様がゆでたまごをつくっていたので、その殻をもらってボトルに入れ、水もちょっと入れてしばらくフリフリ……。
中身を捨ててボトルを嗅いでみると……ダメじゃん。全然ダメじゃん。
けっこう振ったにもかかわらず匂いが全然とれていないという事実に苛立ちをおぼえて、普段、掃除に使っている重曹を大さじ1、さらに熱湯を注いでフタをし、半日放置してみた。
結果、大成功!
嫌な匂いナシ!
というわけでステンレスボトルの金属臭が気になる場合は重曹が有効ということがわかった。
さて、オフィシャルサイトを見ると、いろいろと特徴が書いてあるけれど、実際どうなのかって話を。
●水滴が垂れにくいパッキン形状
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たしかに垂れにくいけれど、垂れないわけではない。でも「カフア」よりは垂れにくい。
●ステンレス製魔法びん構造
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保温能力は優秀。「カフア」と大差なし。
●広口で香りが楽しめるからコーヒーや紅茶に最適!
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たしかに飲みやすくてお気に入り。飲み口が金属だけれど口当たりも良い。
●パーツが少なく、広口で洗いやすい!
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これはホントに洗いやすい。洗いやすさは「カフア」よりも断然上。
「カフア コーヒーボトル」と比べてどう?
というわけで、「サーモス」と「カフア」の使用感の違いは、上記のように実際のところ、あまりない。広口で飲みやすく、保温性能も高いから、あとは細かいところや価格の差(これも実売価格は同等かな)くらいかな、という印象。
保温力も同等だし、保温しているとコーヒーの味が落ちていくのはどちらも同じ。
あとは購入後に、今回のような“金属臭を消す儀式”が必要かどうかが購入の決め手になりそう。そういう意味では、楽さをとるなら「カフア」かなー。でも、デザインは圧倒的に「サーモス」が好きだし、洗いやすさも断然上だけどね。
ちなみに、これは使用を続けてみないとわからないけれど、匂い移りに関しては「カフア」も普通に匂いはつくし、着色もするし、落ちなくなるから、そのへんはそういうものと割り切るしかないかも。たぶん「サーモス」もそうだと思う。
とりあえず、金属臭が消えた以上「サーモス」に大きな不満はないので、これからガシガシ使ってく予定。