nine.ten coffee weblog

おうちカフェ「nine.ten coffee」のブログです。今のところ単なる趣味です。

モダンな自家焙煎コーヒーショップ Likeness COFFEE BAR / 韓国・安東(アンドン)

韓国ソウルから南東へ約100キロくらいのところに(遠い)、Yecheon-gun(イェチョン)という街があり、所用のためその近くに一泊する機会に恵まれた。

 

安東(アンドン)という韓国の歴史的な価値のある集落があり(日本でいうところの白川郷のような場所)、その近くといえばわかりやすいかも。

 

正確にはイェチョンと安東の間くらいの場所かな。山に囲まれた場所に、やたらと開発が進むエリアがあって(場所的には慶尚北道庁がある街)、そこに一泊するついでに立ち寄ったコーヒーショップが「Likeness COFFEE BAR」。

 

オフィシャルサイトを見つけられなかったので、韓国語のブログで(当然読めない)。

 

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店構えはこんな感じ。商業ビルの1Fにあるんだけれど、車道には面していないので、ちょっとわかりにくい。

 

 

お店のまわりの雰囲気はこんな感じ。ここだけ見ると、けっこう都会なんだけれど、ロケーションの話はまたあとで。

 

 

訪問したのは平日のお昼過ぎくらいで、お客はまばら。

 

広々とした店内中央に鎮座しているのが、フードとグッズコーナー。ここから好きなスイーツやらグッズを取って(要するにここはセルフ)、奥のレジでお会計するというシステム。

 

 

大人4人と子どもふたりでの訪問とあって、あれこれ物色(笑)。

 

オーソドックスな焼き菓子に加えて、ケーキなんかも複数ある。グッズはTシャツやらマグやら、いろいろと。豆もあったので、いちばん深煎りのものを買ってみた。

 

にしても、この漢字で書かれたロゴ、なんて書いてあるんだろう……?

 

 

エスプレッソマシンはKEES VAN DER WESTENの“Spirit”かな。カッコイイ。しかもグラインダーその他がすべてホワイトで統一されているのも良いね。

 

カウンター向こうの「Likeness」ロゴところは全部モニターになっていて、カッコイイ。

 

 

店内の様子。かなり広いことに加えて、窓が大きいから自然光が入るのがイイ。耐震性の問題なのか、日本ではここまで大胆に窓を大きくしたカフェって少ないと思う。

 

ただねー、明るいのは良いんだけど、この日のように天気が良い日は日差しが暑い……。

 

 

……というわけで、注文したのがこちら!(多い)

 


ぼくは例によってホットのカフェラテ。そのほかの皆さまはアイスアメリカーノとかジュースとか。

 

あとはスイーツたくさん(笑)。自然光だから、適当に写真撮っても、このように“映える”のです。

 

カフェラテは豆が選べたので、いちばん深煎りの「Alike」という豆に。

 

 

グアテマラ SanPedro SHBのシングルオリジンの模様。

 

この店の最も深煎りの豆とのことだけれど、味はかなりスッキリ目。ビーンズカードにはダークチョコレートやブラウンシュガーなんて書かれていたけれど、個人的な感想だとそういう感じではなく、ほどよいボディのなかに柑橘系の酸を感じるくらいのカフェラテ。

 

もうちょっとズッシリした味なのかと思ったら、意外と軽かったのが印象的。

 

そして大量に購入したスイーツ系なんだけれど……味は美味しい。

 

ただ、ケースに入れられることなくホールに放置されている関係で、パッサパサのカッチカチでした(泣)。これはお店的にだいぶ損している気がするけれど、どうなんだろう? 大げさに言うと、せっかくのスイーツが台無しな気がする。

 

「Alike」を家で試してみた

 

あらためて、家で開封した「Alike」はこんな感じ。

 

 

ね、そこまで深煎りじゃないでしょう?

 

ウチでカフェラテをつくっても、やっぱり苦味やコクよりも酸味が際立つ感じ。これはねらって焙煎しているんだと思うけれど、なかでもレモンピールのような鋭い酸味がアクセントで効いていて、おもしろい。一瞬、ブレンドなのか? と思うほど。

 

ドリップだとその傾向がより強くなって、本当に爽やかなコーヒーになる。

 

ごちそうさまでした。

 

「Likeness COFFEE BAR」がある街が、いろいろとすごい

 

さて、冒頭でちょこっと触れたロケーションの話を最後に。

 

 

今回訪れた「Likeness」は、安東とイェチョンの間、田んぼと山に囲まれたニュータウンにあるんだけれど、この街がちょっとすごいのです。

 

中心部は上の写真のような感じでけっこう都会(に見える)。飲食店、学習塾、家具店、家電屋……etcと、見渡すかぎり、生活に困らないばかりか「こんなお店まであるの?」と思えてしまうくらいに多種多様なお店がある(ように見える)。

 

ところが、ぼくが訪れたのが平日だったからかもしれないけれど、街に人がいないのです。ほっとんどいない。

 

人がいないから、お店も開店しているんだか閉まっているんだか、よくわからない。

 

この日訪れた「Likeness」も開店はしていたものの、お客さんはほか数名だけ。すぐ横が空きテナントだったこともあって、たどりつけるまでは本当にお店があるのか不安だったくらい。

 

で、この空きテナントの数がものすごくて、街に建っているビルなんて、かなりの割合でテナント募集状態。にもかかわらず、どんどん街を拡張しているというよくわからない状態にある。

 

 

こんな感じね。この写真の右に見える建物も、聞いてみたらほとんど「テナント募集」の広告だったという(泣)。

 

つまり、人口が増えていないにもかかわらず街の開発計画だけはあって、それが先行している状態で、かなり異様な街だなぁ、と思った次第。

 

う〜ん、大丈夫なんだろうか。いろいろな意味で。