先日、ネットを徘徊していたらおもしろいアイテムを見つけたのでご紹介。
まずひとつめ。
素早く簡単にWDTできちゃう夢のアイテム
「MOONRAKER」という、超絶便利そうなWTDツール。
WDT(Weiss Distribution Technique)っていうのは、バスケットのなかのコーヒーパウダーをかき混ぜて、均一に抽出するためのソリューションのこと。
“WDTツール”で検索をかけると、針金が何本か刺さったような原始的な器具がヒットするのだけど、正直、WDTをやろうとするとリズムが乱れるというか、一手間かかるというか、時間もかかるというか、お店だとなかなかキツいものがあるのも事実。
そこで、ディストリビューションツールのようにバスケットに被せてクルクルっと回すだけでWDTできちゃう、という夢のようなアイテムがこのMOONRAKERなのだ。
よーく見ると針金が不規則に回転して、バスケットのなかをかき回す構造になっているようで、まるで時計のように精密な構造をしているのが興味深い。
「お、これ使ってみたいなー」と思ってお値段見ると、67,900円というビックリ価格で玉砕(泣)。でも着眼点がすごいね。この半額くらいなら買ってみたい。
だれでも均一にダンピングできる電動タンパー
で、ふたつめ。
WDTしたあとは、ディストリビューションツールで慣らしてタンピングという流れなんだけれど、このタンピングという作業って慣れないとブレやすいのです(慣れていてもブレるけど)。ちょっと斜めになったりね。
で、そのタンピングを電動にして、だれでも均一に行えるようにしたのがこの「BOSTON ELECTRIC TAMPER」。
ポルタフィルターに被せて、クルっとひねると自動でタンピングされるというもので、タンプ圧なんかも細かく調整できるみたい。
ただ電動ゆえにキャリブレーションだとか電池残量だとか、気にしなければならないことが増えてしまうものの、安定性を求めるなら良いソリューションかなと。
便利アイテムだけれど、豆を変えると当然キャリブレーションも変える必要があるので、そのへんがちょっと面倒かもね。
とはいえ、世界にはいろいろなモノを考える人がいるんだなーと関心。こういう情熱が新しいカルチャーを育んでいくんだね。
というわけで最初に紹介したMOONLAKERが気になる今日このごろ。亜種が出てきて値崩れするのを待つか……。