先日、ポストを見たら「TYPICA Club」の豆が届いていて、ああ、そうか、6月に入ったからか、と気づく。
今回はタンザニア!
なにげにタンザニアの豆ってあんまり飲んだことがないのでワクワクしながら開封。うわあー、今回も例によって超浅煎りですね……。チャフが残ってるもの。
とはいえ、開封した袋のなかから漂う香りは浅煎りスペシャルティのそれで、レモン系とベリー系、両方の酸を感じられるような甘酸っぱいフレーバー。
豆のプロファイルはこんな感じ。
生産地/国 : Tanzania(タンザニア)
農園 : Acacia Hills(アカシアヒルズ)
標高 : 1750m to 1950m
品種 : Kent
精製 : Full Washed
収穫時期 : 2022年11月
豆のサイズも小さめ。というか、焙煎中にキュっと縮むポイントがあるんだけれど、サイズ的にはその最中の豆みたいな感じ。
さっそくカフェラテにしてみた。
まず浅煎りだからか、豆が硬くてグラインダーからヤバい音がする……。普段が「コーッ!」なら「ギャーッ!」みたいな(笑)。
さらに比重も重くて、バスケットに入れた粉の量を見て、その少なさに驚いたほど。
ぼくもこのくらい浅煎りのメッシュ調整はさすがに慣れたところがあって、一発でそれなりのレベルで落とすことができた。だけれど、エスプレッソはやっぱりシャバシャバだね。ミルクを注いだときに、きれいなレイヤーにしづらい。
一発目のカフェラテはこんな具合。
味はというと、予想外にそこまで酸が主張していなくて、アプリコットのような甘酸っぱさをミルクがコーティングしているような、やさしい味。これは上品。
浅煎りを得意としたコーヒーショップのそれみたいで、自分で淹れたのにお店のラテのように感じる(笑)。
とはいえ、何度も書いているようにぼくは中深くらいが好きだから、この味があんまり刺さらないのが残念。
ちなみにこの豆をローストしているのは富山の「hazeru coffee」さん。
そもそも富山に行ったことがないので、こうして知らないお店の豆をいただけるのは、ありがたいです。
まだドリップでは飲んでいないので、それはまたあとで。奥様にも飲ませていないけれど、きっと奥様に飲ませたら苦情がくると思うのでやめておこう……(ぼく以上に浅煎りが苦手)。
「TYPICA Club」も3回経験して3回とも超浅煎りだったのだけれど(ある程度予想していたけれど)、そろそろ変化球ほしいなー、なんて。
というのも、おそらくスペシャルティの豆を焼くとなると、最近の業界の動向とかも考えて、どのロースターさんも“豆の特色を出せる浅煎り!”とすると思うわけです。セオリーどおりというか。奇をてらわないというか。
でもね、中煎りでも深煎りでも、豆によっては十分に豆の特色も出るし、そろそろ浅煎り一辺倒ではなく、「あえての中煎り」「あえての深煎り」も飲んでみたいなーと。
「STANDART」のオマケもそうだけれど、今のところ例外なく浅煎りなので、みんなそんなに浅煎り好きなのかな? ウチが特殊なのかな? と、思ってしまう今日このごろなのでした。