エスプレッソの抽出がうまくいったかどうかの判断基準に、抽出の様子がある。バスケットの全面から満遍なくエスプレッソが抽出しているかを確認する、ということなんだけれど、ぼくは今まで下から覗くように確認していた。
……のだけれど、世の中には便利グッズが溢れていて、下から覗かなくても抽出の様子を確認できる“ショットミラー”というアイテムが存在し(これはけっこう前からある)、Amazonでも格安で売られているのを発見したので試しに買ってみた。
じつはちょっと気になっていたんだよね、これ。
モノはといえば、なんてことない直径65mmくらいの丸形のミラーで、角度を自由に調整できるというアイテム。
Giottoで実際に使ってみた感想は……まぁ、悪くないかな。
たしかに抽出中の様子を上から確認できるのは良い。そのいっぽうで、気になるところもある。
・調整が少しシビア
ホント、ただの平面鏡なので、調整が少しだけシビア。ちょっとでもズレるとバスケットが見えなくなっちゃう。つまり、一度バッチリ調整しても、ショットミラーを見る位置によっても、うまく見えなかったりする。
こういうもん、っていえばこういうもんなんだろうけれど、毎度のことなので気になる人は気になるかも。
・セミコマでギリギリ使えるサイズ?
どこに設置するか問題が何気に悩ましい。
ドリップトレイが広めのマシンなら問題ないけれど、家庭用でドリップトレイが小さいマシンでは設置場所に困りそう。
Giottoですら、マシン右側は抽出レバーがあって邪魔、という理由で左側に置いたくらいだから。
・何気に汚れる
マシン左側に置いた関係で、スチームワンドからの水滴などが付着しやすい。つまり、汚れやすい。
どこまで目をつぶるかがポイントだけれど、神経質な人だと汚れを毎回掃除するハメになって、かえって面倒かもしれない。その手間(デメリット)とショットの様子を上から確認できること(メリット)を天秤にかけることになりそう。
というわけで、しばらくは使ってみるつもりだけれど、上記を理由に「面倒だから使うのやめよ」となりかねないなぁ。まぁ、安いからいいんだけどね。