シングルドーズなグラインダー・CM10を購入したものの、エスプレッソ用途だとグラインドスピードに難ありにつき封印してひと月。相変わらずCM10は箱に入ったままなんだけれど、そのうちメルカリに出そうかなと思っている今日この頃。
それはさておき、じつは最近、気になるグラインダーが、ふたつあるんだよね(買うとは言ってない)。
ひとつは「Mahlkonig X54」。
そう、今やスペシャルティコーヒー界隈ではデファクトスタンダードとなりつつあるマルケニッヒ(マールクーニック)の、家庭用というポジションの製品。
これね、まず安い。マルケニッヒにしては、という意味だけれど、メリタの公式でも98,000円ですよ。本国でも499ユーロってことを考えると、相当コスパ良いと思う。
あと、アタッチメントを交換することでポルタフィルター直受けにも対応できたり(むしろこっちがデフォルト?)、サイズが異なるホッパーだったりスパウトだったり、オプションパーツが豊富でメリタが代理店をやっている関係で入手しやすいのも高ポイント。
性能なんてのはマルケニッヒという時点で保証されたようなもので、いろいろ調べていくと、グラインドレンジはそれほど広くないものの、精度はやはり抜群に良いらしい。レンジが広くないってのは、極粗挽きにしない限り問題なさそう?
そもそもエスプレッソ用途がメインだと思うし、1台のグラインダーでエスプレッソからドリップまで全部まかなっている人って少数派だと思うから、そこは大きな問題ではないかなと。
気になるところといえば、その名前にも反映されているように、刃のサイズが54mmってところ。しかも回転数1050rpm。
つまり、今使っているQuamar M80Eの63mm/1400rpmに比べると、グラインドスピードが少なからず落ちそうだなーと。このあたりは業務用と家庭用の違いなのかもしれないけれど。
こういうのって買う前にちょっと使ってみたいよね、やっぱり。
そして、もうひとつの気になるグラインダーが、泣く子も黙るMazzerのPhilos。
こちらは64mmのフラットなんだけれど、見た目が完全にマルケニッヒのEK43的というか、日本人からしてみれば、みるっこライクというべきか。なんだか工業ミシンみたい。
いずれにしても、ブレードを縦に配置してグラインド効率を上げるという手法は“正解”ってことなのかな。Mazzerまでそういうデザインのグラインダーを出してくるとは思わなかったし、そもそもあえてのシングルドーズというところで、最近のトレンドに乗っかった感じ?
こっちはターゲットがそれなりの層なためか、お値段はお高め(20万強)。
気軽に買える値段じゃないけれど、グラインドスピードを含めて性能は文句なさそうだし、そもそもサイズが意外とコンパクトなので、ホームユースでも使い勝手が良さそう。
シングルドーズだけれど、上に広がったホッパーを使っているから、豆も入れやすそうだしね。
そんなわけで「もしM80Eから買い換えるとしたら、どれにしようかな〜」と妄想を膨らませているのでした。
こうしてあれこれ比較検討している時間が楽しいのです(買うとは言ってない)。