nine.ten coffee weblog

おうちカフェ「nine.ten coffee」のブログです。今のところ単なる趣味です。

困っていたPS5のブラックアウト(暗転)問題が解決した話

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ここ最近は、今さらながら『レッド・デッド・リデンプション2』に大ハマり。

 

あとは寝るだけ、という夜のひととき、アイスコーヒーをたっぷりと淹れて、ちびちびと飲みながら1899年のアメリカを大冒険している。

 

このゲーム、じつは3年前の発売日に買ったものの、当初の第一印象が「うわー操作性悪くて遊びにくいー」という感想で放置していたのだけど、それから3年、その後のパッチのせいかPS5のせいかはわからないけれど、あらためてプレイしてみたら先のネガティブな印象が払拭されるくらいに改善していて、もうそれからドップリ……という。

 

今日も、とある動物を探して放浪予定(笑)。

 

www.rockstargames.com

 

さて、今回の主題はPS5の話。コーヒーとは無関係だけれど、情報共有としてあえて。

 

というのも、4Kテレビを購入してからはPS5は当然4K HDRでプレイしているのだけれど、突然、画面がブラックアウト(暗転)して、テレビには「信号がありません」状態になってしまうことがちょくちょくあった。

 

調べてみるとPS4 Proでも同様な事例があったようで、ググるとPS4 Proの話のほうが多くヒットする。

 

暗転している時間は3、4秒で、すぐに画面が復帰するものの、ゲームプレイ中の暗転はかなり心臓に悪く、オンラインゲーム中だったりするとほかのプレイヤーに迷惑をかけてしまうこともあり、地味に困る大きな問題。

 

「PS5 Black Screen」で検索すると海外でも同じような事例が多数ヒットするんだけれど、

 

・使用しているテレビがPS5で設定している映像出力モードに対応していないから映らないケース
・普段は問題ないが、使用中に突然暗転するケース

 

の両方がヒットして、情報の多くの場合は前者だったりするから混乱しがちだけれど、今回ここで取り上げているのは後者のほう。

 

つまり“プレイ中に画面が暗転してしまう”問題。

 

これがね、もういろいろと調べまくって検証しまくった結果、うちの環境では少なくとも改善したので同じ境遇の人がいたら参考にしてほしいな、と。

 

というわけで

AVアンプ:マランツ NR1711

TV:SONY BRAVIA 9500H

の環境下で今までやってきたことを順番にご紹介。

 

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まず最もオーソドックスな接続方法1。

 

最初は2mのHDMIケーブルでPS5からAVアンプに接続し、パススルーで映像信号をテレビに送っていたのだけれど、これだとわりと頻繁にブラックアウトしてしまった。

 

次に試みたのが2。

 

HDMIケーブルに通っている5Vを補助してみたらどうかと、USBから給電できるHDMIアダプターを購入し試してみた。こういうやつね。

 

接続場所はPS5側、AVアンプ側、両方試してみたところ、いずれも間違いなく安定性が向上。「お! これはいけたか!」と喜んでいたら、これがたまーにブラックアウトしてしまうという……。

 

ならば、と、試したのが3。

 

HDMIの信号を途中で増幅してくれる“リピーター”を使ってみた。接続場所は、2mのHDMIケーブルを1m×2にしてその間に。

 

これは2よりも安定していたものの、これまたたまーにブラックアウト……。

 

困った。そして考えた。

 

ぐるぐると考えを巡らせてたどり着いた疑問が「そもそも映像をAVアンプに通す必要ないんじゃ?」ということ。

 

たしかにひと昔前はテレビの入力ポートの数が少なかったこともあり、映像も音声もいったんAVアンプに入力してソースを切り替えてテレビに出力するという方法が“当たり前”だったけれど、今やHDMIケーブルひとつで映像も音声も送信できて、eARCによってテレビに入力された音だけをアンプに送信できるので、もはやAVアンプを経由させる接続方法にこだわる理由がないな、と。

 

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というわけで、PS5からの出力をAVアンプを介さずテレビに直接入力、そしてテレビからeARCでAVアンプに音声を出力するようにしたところ(上図の接続4)、状況が一気に好転。

 

まったくブラックアウトしなくなった。

 

ちなみにこのとき、接続3で使っていたリピーター+1mケーブル×2のソリューションをそのまま利用していたのだけれど、おそらくそのままでも問題なかったと思われる。

 

ただ、ここでちょっと欲が出てしまって、「念には念を入れて、いっそのこと光HDMIケーブル使ってみちゃおうか」と。

 

光HDMIケーブルは、電気信号を光信号に変換して送信するタイプのHDMIケーブルで、理論上、信号の減衰がなくてノイズの影響を受けないという夢のようなケーブル。

 

最近は中国製の安いものが出回ってきていて、ケーブル長2mのものが5000〜6000円で買えてしまうので、ものは試しと購入してみた。

 

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こういうのね。

 

普通のケーブルと外観はそれほど変わらないけれど、入力と出力でケーブル自体に方向性があることと、光ファイバーを使っているので小さく曲げられないことが注意点。

 

あとハウジングの部分に信号変換のためのチップが入ってるから、ちょっと大きい(というか長い)。このケーブルを使うには機器の背面スペースに、それなりの余裕が必要かな。

 

というわけで今現在は接続5で使っているけれど、すこぶる調子良いです。かなりテストしてきたけれど、ブラックアウトは一度もなし。

 

AVアンプを介してテレビにPS5を出力していて「ブラックアウトしてしまう」という人は、とりあえずアンプのパススルーは使わずにTVに直接PS5を繋げるのが良いかと思われます。

 

ただ、ブラックアウトしてしまう人でもAVアンプを使っていないケースも当然あるはず。

 

その場合、ぼくだったらHDMIケーブルを疑うかなー。

 

ケーブル長を短くしてみたり、より高品質なケーブルに買い換えるのが常套手段かなと。ただし、1メートルあたり1万円以上する一部の高級ケーブルにすれば解決するかというと多分しない。

 

材質にこだわりました、ノイズ耐性にこだわりました、と言ったところで、構造的には普通のHDMIケーブルには変わりないので(信号を増幅させるアクティブ型ならともかく)、そこにお金をかけるくらいなら光HDMIケーブルにしたほうが効果ありそう。

 

というわけで4Kテレビを買ってから直面したPS5のブラックアウト問題。同じように困っている人がいそうなので、今回はコーヒーとは無関係ながらも情報共有させてもらいました。

 

それでは、良きコーヒー&ゲームライフを。