nine.ten coffee weblog

おうちカフェ「nine.ten coffee」のブログです。今のところ単なる趣味です。

昔話11。ユニオン サンプルロースターと格闘する

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200gのユニオンサンプルロースターを購入し、カバー2号を制作して焙煎するも「味が抜ける」という事態に直面してしまったぼく。どうして抜けたのか!?

 

それは……シリンダーの口が開きっぱなしだったから。

 

つまり、熱気はシリンダーのパンチング穴をとおって豆に接触し、そのままシリンダーの口から外へと出ていってしまっていた、というわけ。手をかざすとそれなりの勢いで熱風が吹き出していて、焙煎を続けていると勝手にチャフを排出してくれるし、これは便利だなーと思っていたら、そもそもこれが間違いだった。

どういうことかというと、この状態は、いわば業務用焙煎機でいうところの「排気ダンパー開放」の状態。豆を温めた熱気(空気)は、すぐに口からシリンダーの外へと排出されていくので、その風の流れがコーヒーの発揮性成分を必要以上に奪ってしまい、結果的にコクが乏しく味が薄いコーヒーになってしまっていた……のではないかと。

 

この理屈にたどり着いたヒントは、業務用焙煎機の排気ダンパーが「コーヒーの味の濃さ(ボディ)をコントロールするもの」ということを知ったから。排気を強くするとあっさりめに、排気を弱くするとしっかりとしたボディが出る、という感じで。

 

つまり、味が抜けないようにするには、シリンダー内部の空気をできるだけ豆の周囲に滞留させ、排出しすぎないようにすればいい、というふうに結論づけ、カバー3号を制作。それが冒頭の写真のもの。

 

カバー2号に比べれば構造はじつに単純で、台座部分に風防をつけ、シリンダーにできるだけ冷気が入らないようにし、フタ状のカバーをかぶせただけ。とはいえ、そこまでやっつけではなく、フタには排気口にもなるテストスプーンを差し込むための口を設けた。これが思いのほか調子よくて、プロファイルこそ試行錯誤しているものの、現在進行形でこのカバー3号で焼き続けている。

 

穴をオープンするタイミングを変えることで一応、味の強弱もコントロールできているけれど、追々、穴の大きさや場所を工夫すれば、よりきめ細かなコントロールができるんじゃないかなぁ。

 

このカバー3号焙煎機で使っている熱源は、見てのとおり、カセットコンロ。もともと持っていたイワタニのもので、ゴトクを取っ払って焙煎機を直接コンロにセットしている(ゴトクはネジで簡単にはずせる)。

 

シリンダーに入っているワイヤーみたいなのが温度センサー(熱電対)。2000円弱の、かなり安いモデルをAmazonで買ったけれど今のところトラブルなし。コーヒー焙煎は、やっぱり温度がわからないとね。ちなみにこの焙煎機でぼくの焼き方だと、豆を問わず、だいたい1ハゼが215〜218度くらいからはじまる感じ。とはいえ、初期火力を強くすると1ハゼの温度が少し下がったりするから不思議。外側が早々に焼き固められてしまうから?

 

ともあれ、コーヒー焙煎をはじめて1年半くらいだけれど、未だにこんな感じでコーヒー焙煎は謎だらけ&手探り状態……先は長い。

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