普段なじみのない地域の豆を試してみようと、ラオスの豆「ラオス ルアンパバーン サーン ウォッシュド」をお試し。
このあたりだとタイやミャンマー、ベトナムあたりが比較的知られている産地だけれど、ラオスってあんまり聞かない。
生豆はいたって普通というか、ブラジルなんかに比べると少し大きめ。品種は……このあたりではメジャーなカティモール。
そうか、カティモールか。
タイのカティモールとか好きだから、これも大丈夫だろうね、と妙な安心感が(笑)。
いつものように2ハゼ30秒くらいのフルシティに焼き上げて、いざ、テイスティング。
まずはカフェラテ。
標高が800〜1200mと、さほど高くないものの、豆はちょい硬めでメッシュ調整に少々手こずる。思った以上に細くしないとダメか。
エスプレッソの質感はシルキーで、なんというかケニアみたいな感じ(カティモールってこんなだったっけ?)。粘度があっても、すごく滑らかというか。
肝心の味はというと、苦味とボディはそれなりにあるけれど、インドネシアほど重すぎず、飲みやすい印象。そして、アフターテイストがミルクチョコレートのようで美味しい。
華やかさがあるわけでもなく、際立った特徴もないけれど、この無難な感じが良いんだろうね。
ドリップにすると、カフェラテよりもダークチョコレートのような甘苦い感じ強調されて、個人的には好きな系統。どことなくナッツのような風味も感じられて、ぼくみたいにブラジル好きな人には向いていそう。
良い言葉が浮かばないけれど、“奇をてらわない美味しいコーヒー”という感じかな。
いやー、東南アジアってカティモールばかりな印象だけど、これはこれで良いもんだね。