銀座の一等地にある「トリバコーヒー」。
ここのおもしろいところは、100円の立ち飲みでドリップが飲めるところ。本来は建物3Fでローストしたコーヒー豆の販売がメインらしく、店内でいただけるコーヒーは、あくまで“試飲”という位置づけ。
豆は日替わりのようで、この日は4種ブレンドのあっさり系か、マンデリンベースのどっしり系ブレンドの2種で、マンデリンがあまり好きではないぼくは、前者を選択。
コーヒーは先にも書いたように100円だけれど、税込みで価格ってところが素晴らしい。ただし、1杯ずつドリップしてくれるわけではなく、ポットに入っていたコーヒーを注いでくれた。まぁ、安いのだから仕方ないか。
味は、ほんとにアッサリ。安い豆を使うと出やすい雑味の類もなく、とても上質なコーヒーだった。
そしてこの店、個人的に興味深かったのが物販というかコーヒー器具コーナー。
本当に多種多様なアイテムが売られているなかで、目を引いたのが鍛金でつくれらたミルクピッチャー。雪平なべのようなピッチャーといえばわかりやすいかな。真鍮、アルミ、銅、それぞれの素材でつくられていて、アルミを手に取ってみたけれど、とっても軽い。ステンレスに比べると厚みがあるので、それが使い勝手にどう影響するか。こればかりは使ってみないことにはなんとも、だけれど、「なんかいいかも」と思った一品。ちょっとお高いけどね。
このピッチャー、なんでも京都有次の職人さんが独立されて立ち上げた「westside33」というブランドで展開しているそうで、同ブランドのほかのアイテムもたくさん陳列されていた。
というわけで、レアなコーヒーアイテムを眺めながら100円で美味しいコーヒーが楽しめる、とても良いお店でした。機会があったら焙煎室も見学したいなぁ。