本当に久しぶりにコーヒー店へ。
その名も「森とコーヒー。焙煎室」というお店。もうこの文字情報だけで、なんとなく想像できるはず。
そう、そのまんま森のなかにポツンとあるお店で、カフェではなく、豆売りが中心という、今どき珍しいストイックなコーヒー店。
場所はというと、福岡の繁華街でもウチの近所でもなく、福岡県糸島市。
糸島は、そもそもここ数年、移住スポットとして人気で、海岸線を中心にオシャレなカフェやらレストランやら雑貨店などが続々新規オープンしているというエリア。海と山と田園風景が共存していて、かつ福岡市街から20分〜30分でアクセスできるという便利さが魅力なんだとか(まぁ、わかる気はする)。
そこにですね、自転車で行ってきた(笑)。
ぼくが住んでいる福岡市(東区)からは片道約33Km(あくまでお店までね)、糸島半島をぐるっと回って帰ったら100kmというサイクリングに。
このお店は、場所やらコンセプトもそうだけれど、店舗にsnow peakの住箱(じゅうばこ)というモバイルハウスを使っていることでも知られていて、そのあたりも個人的に興味があった。
場所的に最初は“わかりづらいかな?”と思いきや、行ってみると意外とわかりやすくて(ナビに頼ってたけど)、迷わず到着。
開店が12時ということで時間を調整して12時すぎくらいに到着したのだけど、そのときすでにひと組の先客アリ。
ほほー、この立地で開店早々にお客さんがくるとは、さすが人気店。店先にバイクラックがあって、自転車の人にもやさしいのも嬉しいね。
さっそくなかに入る。
「コーヒーいただきたいんですけどー」
「飲んで行かれるのでしたら、コーヒー豆をお買い上げいただくと1杯無料でサービスさせていただいていますが……」
「ああ、じゃあ、買います!」
という流れで即答。ちょうど、せっかくだから豆買おうかどうか悩んでいたんだよね。
豆はというと、常時3種焼いて在庫していて、日替わりで変わるのだそう。つねに新鮮な豆をストックしたいので、そうしているのだとか。
うんうん、わかります。
こういうとき、ぼくはブレンドにするので、迷わず看板ブレンドである「森のほとり」をチョイス。
コーヒーも同じ豆で淹れてもらうことにした。
ていねいにドリップされたコーヒーの味は、とてもスッキリ。
「ブレンド 森のほとり」は、比較的深煎り(ぼくの感覚ではシティ〜フルシティの間)なんだけど、半熱風の特徴なのか、グラインドメッシュのせいなのか、かなり軽やかでマイルド。
ほろ苦さのなかに、ほんのりと感じる酸味はブレンドの妙で、すごく良い具合にアクセントになっている。
苦味とコクのどっしりとしたコーヒーが好き、という人意外は皆が美味しいと感じるであろうレンジに収まっていて、マイルド系のコーヒーが好きなぼくにとっては言わずもがな。
しかも、これを自然のなかでいただくのがまた良いんだなぁ。
ちなみに、ストックしてある生豆であれば、事前の連絡でお好みの焙煎度でローストもしてもらえるそう(この場合、ディスカバリー使用)。
場所的に“行ける”という人はぜひ行ってみてほしいコーヒー店でした。
そうそう、店内の雰囲気だとかそういうのは今回つくったサイクリング動画のなかに収録しているので、興味がある方はそちらもどうぞ。
ココで購入した豆のお話については次回。