2020年最初の「Standart Japan」が到着。11号。
気のせいか、今回は文字が多いような。
まだ読み込んでいないけれど、今回もこれまた目のつけどころが「Standart」らしい特集が多い(褒めてます)。
なかでも産地のジェンダー問題を扱った特集は、今までメディアで扱われていない分野だから新鮮。
ざっくり言うと途上国では今でも男尊女卑の文化が根強く、特集の言葉を借りると“小規模農業の労働力の43%を女性がになっているにもかかわらず、収入は全体の10%、所有する農地にいたっては平均して10%以下”なんだそう。
こうした現状が農園で働く女性3人のインタビューをもとに語られていて、とてもリアリティがある。
あと、スリランカ。
「スリランカ? コーヒー採れるんだ?」と思って読んでいたら、かつて盛んだったコーヒー産業が、さび病で壊滅。それを機に主な産業が利益率が高いお茶へとシフトしたものの、わずかに残っていたコーヒーが今、ふたたび脚光を浴びつつある……という。これを読んじゃうと、とりあえずスリランカのコーヒーを飲んでみたくなるよね。
スリランカって「スペシャルティコーヒー大辞典」にも載っていないくらいのマイナーな産地みたいで、生豆を探してみるも、当然ながらあんまり流通していないっぽい。もうちょっと根気強く探してみよう。
そうそう、今回のオマケコーヒーは香港の「AMBER coffee brewery」のコロンビア。例によって浅煎りだけれど、ベリーのような良い香り(まだ飲んでいない)。焙煎日が書かれていて、ちょうど2週間前焙煎らしい。本のオマケでこの鮮度は素晴らしい!