定期購読しているコーヒーカルチャー雑誌「Standart Japan」の13号がこのあいだ到着。
今号から誌面のデザインが大幅にリニューアル。ずいぶんと見やすくなったなぁ。
あと、基本的には前号から継続の企画が多いながらも、“Japan”ならではの企画が少しずつ増えているような……気のせい? 海外版にはこれが逆にローカライズされているのかな。
どちらにせよ、コンテンツの内容はここ最近でいちばん好きかも。
お気に入りのコーナー(企画)はいくつかあるけれど、なかでも、SNSで見つけたら、つい「いいね」しそうな内容だったのが「シャウト!」というコーナー。
コーヒー業界にモノ申す的な内容なんだけれど、もうね、100%同意しちゃう。
要は「昨今の上質なスペシャルティーコーヒーの定義が、酸味ありきになっているのはおかしい。フルーティーで紅茶のようなコーヒーこそ至高、みたいな価値観を押しつけるな」的な内容。
好みは人それぞれで、酸味系のコーヒーが好きな人もいるだろうし、ぼくもそれを否定するつもりはさらさらないんだけれど、そういうコーヒーが品評会で好成績を残す、もとい、そういうコーヒーじゃないと評価されないという風潮に違和感を感じていたひとり。
浅煎りのコーヒーにも美味しいものはあるけれど、コーヒーらしいコーヒーが好きなぼくにとってはそんなに魅力的ではなくて、普段飲みしたいとは思わないのも事実。だから、本当に正直言うと、Standartにオマケとしてついてくる豆も例外なく毎回浅煎りだから、結局飲まなかったものもたくさんあったりするんだよね……(もったいないけど)。
スペシャルティコーヒーは深煎りにすると台無しになる、みたいに言う人もいるけれど、その考え方も酸味ありきであって、ぼくに言わせれば、深煎りにしたらしたで、その豆の深煎りの味になるだけで必ずしも個性が死ぬわけじゃない、と思ってる。
深煎りのスペシャルティも美味しいよ。
世間的には深煎り=苦味強めのイメージだろうけれど、ぼくは決して苦いコーヒーが好きなわけじゃなくて。
ぼくが深煎りのコーヒーに求めているのは、トロっとしたコクと甘み。むしろ苦味が強いコーヒーは好みじゃない。だから深煎りというより中深(フルシティ)くらいなんだけどね、好きなのは。
そんなわけで、以前にも書いた気がするけれど、オマケの豆、もうちょっとロースト深めのものもお願いしたいなぁ〜。