nine.ten coffee weblog

おうちカフェ「nine.ten coffee」のブログです。今のところ単なる趣味です。

ゴッホ展へ行った

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先日のこと、奥様に誘われて、ちょうど今、福岡で開催している「ゴッホ展」へ行った。

 

ぼく自身、美術にそこまで造形があるわけでもなければゴッホのファンというわけでもなかったのだけれど、いざ行ってみたら、これがおもしろくて。ファンになったというのはちょっと違うけど、一気に興味が出たのは事実。

 

そのときに彼がおかれた状況や心境、そういう情報を知れば知るほどに彼の絵に特別な感情が芽生えてきて、「耳を切ってしまったヤバい画家で、ぐにょぐにょした絵を描く人」みたいな薄っぺらい知識がだいぶ上書きされた(笑)。

 

彼がキャンバスに向かって走らせた筆の痕跡を間近で見ると、なんだかものすごく生々しいというか、リアリティがあるというか、絵だからこそ感じるパワーがとにかくすごくて、もう黙るしかない。そういう感じ。

 

しかも、これが150年近く前のものってことに驚くわけです。

 

ゴッホ展に行ったあと、ゴッホつながりでゴーギャン(このふたりが友達ということも初めて知った)を調べてみたり、ゴッホが熱狂的にハマっていたという浮世絵について情報収集してみたり、ゴッホ縁の場所をストリートビューで行ってみたり、彼の生涯を描いた映画を観てみたり……。

 

先の映画のなかの台詞に「本物の花は枯れるが、俺が描いた花は枯れない」みたいな台詞があって、まさにその花の絵を観たあとだったから「そうだよ、そのとおりだよ」と心のなかで言っちゃうし、これは完全にハマっているな、と。

 

なぜあんな色彩なのか、なぜあんな描写なのか、なぜあんなにぐにょぐにょしているのか、今ならちょっとわかる。

 

だからそれを踏まえて、もう一回「ゴッホ展」行きたい(笑)。

 

このあいだは行かなかったけれど、福岡市美術館の近くには福岡の名店「珈琲美美」もあるから、今度は寄ってみたい……が、なんだかコロナが増えているので厳しいかな。

 

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