たまにフラっと中米の豆を試してみようかな、と思うことがあって、試してみては「ああ、なるほど」という、可もなく不可もなくという感想に落ち着くことが多いのだけど、結論からいうと今回もそんな感じ(笑)。
ただね、これはぼくがふだん好んでいるローストが深いからなんだろうな〜、ということもわかってきた。
というわけで備忘録代わりに。
今回試したのが「コスタリカ マイクロロット カスキージョ農園 イエローカツアイ」という豆。イエローブルボンは飲んだことあるけど、イエローカツアイはじめてなので、そこに興味がわいた感じ。
ブルボンだとかカツアイというのは品種のこと。コーヒー豆にもお米と同じように、いろいろな品種があって、それぞれに特徴があるので、産地が同じでも品種によっていろいろなコーヒーが楽しめるのです。
“イエロー”とあるのは、普通コーヒーチェリーは赤く完熟するところが黄色く色づく品種のことで、ブルボンだと普通のチェリーよりも甘みが強いことで知られているので、カツアイだとどうなんだろう、と。
いつものように2ハゼ30秒くらいのフルシティに焙煎したけれど、結果的にはここまで焼いてしまったのがマズかったみたい(泣)。
とはいえ、カフェラテにしてみても味そのものは悪くなくて、ライトボディであるがゆえにミルクの甘さが十分に感じられて上品で美味しいし、ドリップ(アイス)にしてもクリアで飲みやすく、十分に美味しい。
ただね、コスタリカのイエローカツアイという産地と品種の特徴が出ているかというと、出ていないんだと思う。味わいとしては、ただただ普通の美味しいコーヒーに感じるから。
それはなぜかというと、焼きすぎているから……らしい。なにしろショップのwebページに「深煎りは少しもったいない」と書いてあったからね(泣)。
だから今回のカスキージョ農園に限らず、コスタリカ近辺の中米の豆が「なんか特徴が乏しくておもしろくない」と感じてしまうのは、そういう理由(深煎りにしてしまうから)があるからなのかなーと。
だけど、フルシティくらいが好きなんだから仕方がないのでした。