メキシコの豆って、じつはあんまり印象良くなくて、そもそもメキシコALくらいしか試したことがないんだけど、ちょっと良さげなのがあったのでお試し。
「メキシコ チアパス フィンカ ドンラファ デリシャス農園 ナチュラル」というシロモノ。なにしろ“デリシャス農園”だからね(笑)。
豆はわりときれいで、ナチュラルっぽいツンとした香りだけど、そこまで強くない。
いつものように2ハゼ30秒くらいのフルシティまで焼いてみると……、焼き豆からはベリー系の甘酸っぱい香りがほんのり。おおー。これは予想外。良いね。
翌日ラテに。
奥様にまずつくってあげると「……? これはエチオピア?」と、例の質問が(奥様はエチオピアが得意でない)。
「違いまーす。メキシコでしたー」
「そうなんだ!? エチオピアだと思った」
と、これはやっぱり苦手系なのかと思いきや、意外な反応が。
「これエチオピアみたいに主張が激しくなくて、美味しいよ。これくらいなら好きかも!」
ぼくも飲んでみると、アフターにベリー系のフレーバーをほんのり感じるくらいで、とても上品な印象。
ガツンとした際だった特徴があるわけじゃないけれど、これは美味しい。
ドリップでも同様の印象で、アフターに感じるほんのりベリーなニュアンスが心地いい。なんだこれ、メキシコなのに美味しいじゃん(失礼)。
たまにこうして馴染みのないリージョンの豆を試すとホント楽しいね。今回みたいに、当たりを引くとなおさら。
今度は、例によって個人的にあまりパッとしないホンジュラスあたりで探してみようかなー、なんて。