nine.ten coffee weblog

おうちカフェ「nine.ten coffee」のブログです。今のところ単なる趣味です。

ラテアートスペシャリストのお店 Connect Coffee / 福岡・天神

数々のラテアート競技会で好成績をあげ、九州でも指折りのバリスタとして知られる安藤氏が2017年にオープンした「Connect Coffee」に行ってみた。

 

天神北のちょっと奥まった、マニアックな場所にひっそりとたたずむお店は、一見すると、やっているのかいないのか、よくわからない(笑)。ドアの前に「OPEN」の看板があったので恐る恐る入店してみると……なんとほぼ満席。すごい。さすが有名店。

 

なぜに有名なのかというと、冒頭で触れたように、凄腕バリスタのお店だから。カウンターには数々のトロフィーが誇らしげに並ぶ。

 

ギリ、カウンターが空いていたのでそこに通されたけれど、そのあとにもお客さんが続々来店し、お店の前で待つ人が続出。やっぱりすごい。

 

ぼくはホットのカフェラテ、奥様はアイスラテを注文。

 

オーナーの安藤さんは一杯一杯、とてもていねいにコーヒー、ドリンクをつくっていて、オーダーしたものがきたのは、たぶん15分後くらい。奥様の忍耐力はギリだったけれど(笑)、ぼく個人的には全然許容範囲というか、むしろクオリティを犠牲にして回転率を上げるよりも好感が持てる。

 

 

奥様のアイスラテから到着。

 

ミルクにエスプレッソを落としただけの、良い意味でとてもシンプルなアイスラテ。あえて混ぜていないところも好き。

 

奥様は「香ばしい……」という、褒めているのかいないのか、よくわからないコメント(笑)。ぼくがつくったアイスラテでも同様のコメントをよくするので、たぶん美味しいんだろう。

 

ぼくも、ひとくちいただいてみたら、好きな味だった。

 

 

そして、デカいラテボールにカフェラテきたー。

 

フリーポアとエッチングの合わせ技、凝ったラテアートが描かれたカフェラテが素晴らしい。みんなこれを楽しみに来ているんだね。

 

ちなみに、豆はブラジルとコロンビアのブレンドとのこと。うん、間違いない組み合わせ。

 

当然、味のレベルも高く、バランスが絶妙で美味しい。豆も浅煎りじゃないところが好き。

 

 

ちなみにこのお店の場所、じつは前は「Roaster's CAFE Mano+mano」という別のカフェがあり、ぼくが福岡にきたてのころ、豆を探して訪れたことがあったのでした。

 

今回みたいに、開店しているのかしていないのかよくわからない状況で、おそるおそるドアを開けると、オーナーの増田さんがひとり焙煎中。

 

申し訳なさそうに「今はカフェやっていないんですよ」と言われて「豆買えますか?」と返すと、「今はこのブラジルとコロンビアのブレンドしかないんですけど、良いですか?」と、どこかに卸す用に焙煎している豆のストックを快く売ってくれた。しかも激安で。

 

富士ローヤル1Kgの直火釜で焼かれた豆は、香りがとても良くて、思えば、ぼくが今、直火式焙煎機にこだわっているのは、それがきっかけのひとつだったかもしれない。

 

増田さん曰く「直火式じゃないと出ない味があるんですよ」と。でもたまに失敗するみたいで「失敗しますよ。失敗したら店を閉めて、自転車で海を見に行きます(笑)」と笑っていたのが印象的。

 

そんなこんなで、その後も何度か豆を買いに行き、いろいろとお話を聞いて、「コーヒー豆で困ったらいつでも連絡ください」と、連絡先を教えてもらったけれど、その紙がどこかへ行ってしまった……(泣)。

 

増田さん、元気かなーなんて思いつつ訪れた今回の「Connect Coffee」なんだけれど、安藤さんも「最近全然会ってないんですよねー。○○で焙煎を教えているみたいですよ」なんて言ってたけれど、そのお店の名前が思い出せない……(泣)。ダメじゃん。

 

 

で、「Connect Coffee」には「Roaster's CAFE Mano+mano」時代のエスプレッソマシンが、こんな形で残っていた(奥のがそう)。

 

なんでも、配線が切れているそうで、今は修理しないと動かないのだそう。

 

というわけで、なんだか「Mano+mano」の話になっちゃったけれど、「Connect Coffee」、そのクオリティは間違いないので福岡でナイスなコーヒーショップを探している人はぜひ!