8月下旬にバレルエイジドコーヒーの第2弾を仕込んでから約2ヶ月。前回は3ヶ月熟成だったけれど、今回は2ヶ月での味をチェックすべく焼いてみた。
ちなみに第2弾の内容は
・樽にはコニャックを投入。約2週間ほど樽に吸わせる
・コニャック取り出し後、ブラジルショコラを500g投入、そのまま約2ヶ月熟成
という感じ。
生豆投入後1ヶ月くらいかな、次第に樽の外にお酒の香りが漏れ始め(要するにこれは樽に隙間が空き始めたのだと思う)、2ヶ月経った今ではタガが外れまくり。
木の水分が飛んでタガだけでなく、あらゆるパーツがゆるゆる状態に。まぁ、これは前回もそうだったので想定内だけどね。
それにしてもあいかわらず生豆を取り出しにくい……。
結局は樽上部の投入口から少しずつ豆を出すしかなく、わかっちゃいるけれど地味に面倒くさい(笑)。
ちなみに穴を真下にするのではなくて、とくに序盤は穴を横に向けて樽を横に振ったほうが豆が出やすい。
取り出した生豆は、水分が飛んでいるためか、ちょっと白っぽい。そしてこれは前回も思ったことだけど、意外と生豆からはお酒の風味がしない。ほんの少しは香るけれど、これならまだエチオピアのナチュラルとかのほうが香りは全然強いと思う。
さらにいうと、熟成期間が2ヶ月だからか、それとも樽にお酒を入れている時間が前回よりも短かったためか、今回は前回よりも香りは弱いかもしれない。
「うーん、どうなんだろう今回は」と、不安な気持ちを抱きつつ、いつものように焙煎。
焙煎中の印象としては、いつもよりもボトムの温度が10度近く低かったにもかかわらず、ドライエンドの時間はいつもとだいたい同じくらいに落ち着いた。水分が少なくなったぶん、序盤の温度上昇が早いってことかな。
ドライエンドから火力を上げて焙煎工程に移ってからの温度上昇も少し早くて、いつもよりも1分くらい1ハゼ開始が早く、1ハゼ開始後の進行も駆け足気味。
結局、普段の温度よりも早めに2ハゼの勢いが強くなってきたので、いつもより少しだけ早めに煎り止め。
普段よりも少しだけ色は浅いけれど、許容範囲かな。もう5秒くらい引っ張っても良かったかも。
焙煎後の豆からは、イイ具合でお酒のフレーバーが香って“これぞバレルエイジドコーヒー”って感じ。ただ、やっぱりそこまで強くはないけれどね。
さあ、肝心の味はどうなのか!?
さすがにこれを書いている前日に焙煎したばかりなので、一週間いろいろ試して味の感想については次回レポート予定。
つづく。