インドネシアのウォッシュド精製かつ、天然酵母を使った珍しい豆「インドネシア バリ ディボン ウォッシュ」をお試し。
そもそもインドネシアの豆って、基本的にはスマトラ式が多く、フルボディで苦味しっかりめという印象が強いんだけど、個人的にはそこまで重いコーヒーが好きではなかったりする。
なので、たまにあるインドネシアのナチュラルだとかウォッシュドだとかを買ってみては「ああ、やっぱりスマトラ式はぼくには向いていないんだな」ということを再確認させてくれるんだけど、今回もその流れ(笑)。
しかも、今回のは天然酵母を使ったものらしく、ちょっと面白そうなんだよね。
例によって2ハゼ30秒くらいのフルシティに仕上げて、翌日カフェラテに(この時期、ふだんはアイスラテだけれど、豆の味を確認するときはホットなのです)。
おお〜。
これはインドネシア感がゼロと言っても過言じゃないくらいにマイルド。重くない。
どちらかというと中米あたりの豆に似た感じで、苦味、酸味(ほどんどないけど)、甘みのバランスが良くて、奥様も「良い意味で無難な味で美味しい!」と太鼓判。
天然酵母による“風味”については、残念ながらちょっとよくわからず。逆に言えば、このマイルドさが酵母のおかげなのかもしれないし、独特な酸味がないということで、そういうのが苦手な人にもおすすめできそう。
アイスコーヒーでもいただいてみたけれど、やっぱり良い意味でインドネシア感がなくて、とってもキレのある、ほどよい苦味とほのかな甘みが印象的。深煎りのスマトラ式だったら、どうしても口のなかに苦味が残るけれど、この豆はそれが全くない。
というわけで、スマトラ式のヘビーなコーヒーが好きな人には物足りないけれど、もっと軽くて飲みやすいインドネシアを飲んでみたい! という人にはおすすめ。
個人的にも、これはリピートアリかも。