たまに飲んだことがない豆を試してみたくなるんだけれど、それで先日、購入したのが「エクアドル マイクロロット チト ウォッシュ」。
そう、エクアドル。全然ピンとこないけれど(笑)。
この豆、名前にもあるようにマイクロロットらしいので、終了したら今度いつ飲めるかわからない、そういう認識。
豆は大粒できれい。コロンビアの豆にも似ている感じ。
いつものように2ハゼ30秒くらいのフルシティに焙煎してみたところ、豆からはほんのりフローラルな香り。やっぱりコロンビアに似てるなーと思いつつもあとでエクアドルの場所を調べたらコロンビアの隣だった(笑)。
とはいえ、この「チト」という地域はコロンビア寄りというよりも、エクアドルのなかでもペルー寄り(エクアドル最南端)。いまだ多くの原生林が生い茂り、これからスペシャルティコーヒーの産地として売り出していこうという新しい生産地なのだとか。へ〜、これは期待。
で、翌日ラテにしてみると……!?
豊かなコクとミルクの甘みが融合して、かつ後味がクリアでかなり美味しい。というか好き。とにかくコクが豊かで“フルボディ”という表現がピッタリなんだけど、インドネシアのようにくどくなく、苦味もマイルド。ロースト加減からして酸味もなし。
奥様も「(良い意味で)無難で飲みやすいね。これ美味しい!」と絶賛。
コロンビアの華やかさに比べると個性としてはだいぶおとなしめだけれど、産地としてのポテンシャルはかなり秘めている印象。
ドリップ(アイスだけど)で飲むと、ラテではほぼ感じられなかったリンゴのようなフレーバーも感じられて、これまた美味しい。
どこか強烈で特筆すべき特徴があるわけではないけれど、平均点の高さが感じられる豆でした。
これはまたリピートしてもいいなと思ったけれど、マイクロロットなのが悔やまれる。待つしかないか。