生豆の輸入遅れの関係で、焙煎豆のお届けも遅れます的なアナウンスを見たと思ったら、そこまで遅れることなく届いてた。TYPICA Club第4弾の「ボリビア」。
今回の豆の特徴は、ダブルウォッシュドという精製方法にあるみたい。
“ダブルウォッシュド”と聞くと、単純に連続して二度洗っている、というような印象を持ちがちだけれど、おそらくは一度洗った豆を一定期間きれいな水に漬け込んで水洗いしたもの……なのかなぁと。
とはいえ、そのへんの精製方法の定義って国によってマチマチだったりするみたいなので、“〜特殊な精製方法を用いて”と書くなら、より具体的な説明があると良いと思いました(公式サイトに言ってる)。
さて、例によって例のごとく、今回も浅煎り(泣)。
この時点で、だいたいぼくを含めて奥様の反応も良くないので、あえて突っ込んだ感想は書かないけれど、とりわけ今までの豆と比べても、今回の豆は香りが弱いかなと。例のダブルウォシュドのせいかな?
グラインダーで挽いたときに、浅煎りだったらもっと強烈な香りがするものだけれど、今回のボリビアはホント大人しめな印象。
ただ、カフェラテにしたときの味の丸みというか一体感はこれまでのTYPICA Clubの豆よりは感じられて、そこは好印象。良い意味で酸が際立っていなくて、全体的にマイルドで、浅煎りにして飲みやすいかなーと。
奥様にはアイスラテを飲んでもらったところ……まぁ、そこはあえて書かないでおこっと。
ちなみに、今回を含めて過去3回分のTYPICA Clubの豆が残っていたので(これはこれで問題)、並べてみたところ、ローストレベルがほとんど同じだった!
上段がTYPICA Clubの豆。左から順番に新しくなり、右端が今回のボリビア。
でもって下段の黒いのが、普段のうちのロースト(豆はブラジル)。光の関係で全体的に実際よりも暗く映っているけれど、上段の豆はロースターも違えば生産国も違うのに、ほぼ同じロースト具合なのが驚き。アグロン値などの指標があって、揃えているのかなぁ。
で、こうして並べてみると普段飲んでいる豆との違いも歴然。そりゃね、ぼくはどんな豆でも2ハゼ入れるからね(笑)。だから同じコーヒーとはいえ、浅煎りと深煎りは、もう別ジャンルなのですよ。同じ音楽でも、クラシックとロックみたいな。
というわけで、前にも書いたと思うけれど、TYPICAさんにあらためて検討していただきたいのが「生豆のサブスク」。いろいろな産地の豆を飲みたいけれど、どうせなら好みの焙煎度で楽しみたい。ホントに! 何卒。