いつもはダークチョコレート風味のブラジルを好んで飲んでいるぼくですが、たまには変わったブラジルを飲んでみたいなーと思うことがあって、そんなおり、見つけたのが「トロピカルバイーア ナチュラル」。
この豆、ブラジルなのにカツアイ100%で、トロピカルフルーツのフレーバーがするというんだから楽しみでしょ。
生豆はというと、これがブラジルらしからぬ香り! ブラジルってだいたいどれもナチュラルだけれど、同じナチュラルプロセスでもエチオピア的な“ツン”と発酵臭を感じる香り。
でもって豆のサイズは、ちょっぴり小さめ。これをいつものようにフルシティに焙煎。
焼き上がった豆の香りはというと……生豆から想像できたように、エチオピア的なベリー感がある仕上がりに。
翌日カフェラテにして、奥様に飲ませてみたら……!? 「これエチオピアでしょ」というパーフェクトな反応(笑)。ちなみに奥様はエチオピアの、いわゆるモカフレーバー的なやつが嫌いなのです。
ぼくもひとくち。
おおお! たしかにエチオピアって言われてもわからないくらいベリー系のフレーバーが残ってる。だけれど、強めのエチオピアよりも控えめで、フワっと香るくらい。
フルボディとはいかないまでも、しっかりとしたコクと甘み、そしてバランスが良いほろ苦さが広がっていく。
これは美味しいね。というか、おもしろい。
味は上品なブラジルなんだけれど、そこにベリー系のフレーバーを追加した感じ。
ホットのドリップでも飲んでみたけれど、これもバランス型で美味しく、やっぱりベリー系のフレーバーが良いアクセントになってる。
これだけ飲んだらホント、ブラジルだとは思わないだろうなぁ。
逆に言えば、こういうのはブラジルに求めていない、という人もいそう。中米とかアフリカとか、そっち系にもたくさんあるからね。だけれど、こういう面白いコーヒーをあえてつくってみようって心意気が良いじゃん。
今回は200gサンプルを試してみたけれど、リピートしてみようかな。