先日ポストしたPlusmotion CM10を無事にポチったのだけど……いやー、かなり恥ずかしい勘違いを露呈してしまったので、ここで白状する。
というのも前のエントリーでも「CM10は待望のコニカル式だ!」みたいなことを言っていたけれど、要するに「VS3がコニカルであることを忘れていた」のですよ(泣)。
いや、当初VS3のネタをポストしたときは、しっかりとコニカル式と認識していたのだけれど、同クラスのグラインダーを調べるうちにフラットだと思い込んでしまったようで(多くがフラットだから)、新しく登場したコニカルのCM10に食指が動いてしまったという。
なんだかなぁ。
あらためてVS3のWebサイトを見て「あれ、これコニカルじゃん」と、気づいたのでした。
こんなしょーもない勘違いでVS3を買わなかったことが悔やまれるけれど(泣)、CM10はそれはそれで楽しみなので、気を取り直して到着を待つことにする。
というわけで、カタログスペックで両者をちょっと比較してみようかなと。
Varia VS3 グラインダー (第二世代)kigu.coffee
■刃
VS3:6 core
CM10:10 core
CM10もVS3も、コーヒー豆をすり潰すようにして砕いていくコニカル式なのだけれど、刃の大きさこそ不明ながらも、両者には大きな違いがある。CM10は10枚刃、VS3は6枚刃。とりわけCM10はグラインド性能を最も重視して開発を行い、この10枚刃にたどり着いたらしい。
刃が多いほど良いかどうかは正直わからないけれど、CM10は微粉が少なく粒度が揃うことを重視しているのは間違いなく、“性能”にこそ自信があるようなので、そこは楽しみ。
ちなみにMAZZERのKonyは8枚刃みたい。
■モーターの回転数
VS3:約170rpm
CM10:160rpm
モーターの回転数はどちらもほぼ同じと考えて良さそう。ちなみに、この回転数が多いほどにグラインドスピードは上がるものの、熱を発しやすくなるので一長一短。ちなみにMAZZERのKonyは500rpmと、VS3やCM10よりもずいぶんと速いのは業務用だからか。
そしてオフィシャルサイトではCM10のモーターのトルクが2.9N.mであることをアピールしているけれど、このトルクがどのくらい強いのか全くピンとこない(笑)。ワット数ならまだわかるけれど、トルクはどうなんだろう?? 一般の人に刺さるのかな。
■本体サイズ / 重量
VS3:147 x 90 x 310mm / 3.5kg
CM10:140 x 70 x 270mm / 1.85kg
本体サイズと重さは、VS3のほうが少しだけ大きくて、だいぶズッシリしている印象(データ上では)。CM10は携帯性も重要視しているからか、あえて軽くしているのだと思うけれど、個人的にはグラインダーを持ち運ぶことは考えていないので、どちらかというとズッシリ重いほうが好みかな。
ちなみに、今使っているQuamar M80Eはというと……160x290x510mm / 11.5kgと、だいぶ大きくて重い(笑)。
デザインも、直線を活かしたモダンなVS3に対して、曲線を意識したCM10と、わりと対極にあるイメージ。個人的にはVS3(ホワイト)が好きだけれど、CM10も悪くなさそう(ちなみにブラックを注文しました)。
■最大のセールスポイント
VS3:リテンションの少なさ?
CM10:グラインド性能?
コニカル式の電動グラインダー、しかもシングルドーズで家庭用を意識した、言ってみれば同じようなポジションの2機種。とはいえ、それぞれが重視しているのは、微妙に違う気がする。
それがなにかというと、CM10は前途のとおり“グラインド性能”で、VS3は“リテンション(本体内の粉残りの少なさ)”なのかなと。コーヒーの味を追求するという意味では、グラインド性能はとても大事で、なかでも微粉の量をいかに少なくして粒度を均一にできるかにかかっている。そこを貪欲に追求したのがCM10。
いっぽうで、スタイリッシュなデザインとグラインダーの悩みの種であったリテンションに着目して、一杯どりのシングルドーズでの使い勝手を追求したVS3、というところなのかなと。
調べたところによると、VS3には使い終わったあとに空気をシュコシュコと送って粉を排出するラバー製のベロー(という名前らしい)が付属しているようで、CM10にも付属しているといいなーと思った次第。こういう気配りって大事だからね。
というわけで、ひょんな勘違いからVS3ではなくCM10をポチったわけだけれど、届いたら詳しくレポートしたいと思います。