ある日、インドのモンスーンというコーヒー豆に興味が湧いた。もう、気になって気になって仕方がないくらい。関心を持ったのはロブスタのほうだけれど、ネットを検索するも入手が難しそうだったので、マラバールAAというアラビカ豆を買ってみた。
名前にもあるように、モンスーン処理されている豆で、色が白っぽくてサイズが大きいのが特徴。モンスーン処理とは、ざっくり言うと、長期間、生豆の状態でモンスーン(貿易風)に晒して水分を抜き、独特の風味を持った豆に仕上げる、というもの。この「独特の風味」が気になったわけ。
単品で使うよりもブレンドにするとおもしろいかな、という期待で買ってはみたものの……正直言うと、いまひとつ好みじゃなかった。ざんねん。
豆から漂う香りも、味も、ロブスタのそれに似ていて、たしかにブレンドに5%ほど混ぜるだけでも風味が激変するくらいのパンチ力はあるけれど……ねぇ、という。
フレンチくらいまで焼いてアイスコーヒー用に使うとかはアリかもしれない。うーん。とはいえ、もうちょっと余っているので、しばらくは試行錯誤してみるつもり。