一度使い始めると手放せなくなるディストリビューションツール。ぼくもこれまでお試しで買った安価なモデルを使っていて、機能的には問題ないものの、やっぱり安いなりの弱点が気になっていた。
どういうことかというと、使い続けているとバスケットと接触する部分が削れてしまい、回すときに抵抗を感じるようになってしまったのだ。回すとゴリゴリするというか。
で、前からその外観が「いいな〜」と思っていたSAIのディストリビューションツール「BT Wedge Coffee Distribution Tool(以下BT Wedge)」に乗り換えた、というわけ。入手したのはウォルナット。
BT Wedgeの特徴は、“くさび形”の底面。前に使っていたモデルのように底面が十字になっているタイプは、回転方向が右か左かでコーヒーの“ならし方”に差が出たけれど、くさび形だと左右どちらに回しでも同じ結果になる。じつに無駄のない合理的なカタチだと思う。
使い心地はもちろん最高。バスケットにかぶせて、数回クルクルっと回すだけで均一にコーヒーを詰めることができる。
前のやつはそうではなかったのか、というと、Yesで、中央がフラットになっている関係でバスケット中央のコーヒーが周囲に移動しにくく、バスケットにまんべんなくコーヒーを行き渡らせるためには、多少押しつけるようにしながら根気よく回して均す必要があった。BT Wedgeではそうする必要がないから、とても楽。
というわけで、今のところ欠点もみつからず、とても調子いい。これはおすすめ。