先日、ラスベガスに滞在したときの話。
その前のサンタモニカ同様、これも仕事なので「わーい、観光だ観光っ!」という雰囲気では全然なかったものの、隙あらばベガスでもコーヒーショップを巡りたい……と密かに思っていた。
しかし、調べてみるもベガスの中心部には行きたくなるようなコーヒーショップがほっとんどない。あるのはスタバばかり。あったとしても、だいたいクルマで行かないといけないような郊外だったり……。
というわけで、じつは巡ると書いておきながら実際は巡れていません……。
■Palio(パリオ)
それでも根気強く調べて、ようやく見つけたのが宿泊先でもあったベラージオ1Fの「Palio」というイタリア風のカフェ。まさかの灯台下暗し。
朝食を食べに行こうと朝行ったら激混みだったので、昼に出直したら今度はガラガラ。利用するなら昼がいいね。
お店の内装がイタリアンな雰囲気。でも全然気取っていなくて親しみやすい感じ。詳細はわからないけれど、たくさんのお皿が飾られていた。
店内は広くはないものの、テラスもあり、天気が良い日の朝なんかは気持ちよさそう。
例によってカフェラテをオーダー。
店員はおばちゃんばかり。偏見かもしれないけど、こういう店だと、だいたいはお手軽全自動マシンでサクっとカフェラテをつくってくれるケースが多いけれど、この店は違った。
エスプレッソマシン(機種は失念)を操作して、ちゃんとした手順でカフェラテをつくってくれた。おお〜。
なぜかテイクアウト用の紙コップにフタをした状態で渡されたけれど、店内で飲みたいので席についてフタオープン……なるほど、見た目は限りなく普通。フォームも粗めだけれど、おばちゃんがちゃんとつくってくれたところに価値がある。
味はどうか。
限りなくチェーン店っぽい感じの味……。ミルクの量が多いのか、少しコクに物足りなさを感じる。豆は酸味よりも苦味がやや強め。不味くないけれど、まぁ、あまり多くは語らないようにしよう……。
はじめて行ったラスベガスの話
はじめて行ったラスベガスの話を少々。
なにから書けばよいのかわからないほどに刺激的でエンターテインメントと人の欲望に溢れた街、というのがラスベガスの印象。宿泊先の「ベラージオ」も軽く引くくらいに豪華絢爛で、サンタモニカのホテルはなんだったのかと思ってしまったほど。
朝から晩までカジノは盛況だし、夜遅くでも治安は良いし、夜中でも街は賑やかだし、そもそも観光都市だからか街は清潔だし、そこかしこにスピーカーが埋め込まれていてずっと音楽が鳴っているしで、街全体がディズニーランド的な雰囲気。楽しいといえば楽しい。
ただなんというか、ハリウッドにもいたけれど、キャラクターに扮して写真を撮ってチップをねだる人が多くて(とくにホテル前の人工湖のまわり)、いちいち断るのが面倒だったのと、建造物にしろなんにしろ結局はぜんぶ人が人を楽しめるためにつくった作り物というか偽物なので、楽しみながらも気持ち的にちょっと冷めた感じだったのも事実(笑)。
これが仕事でなくプライベートで家族と行っていたらまた感想も変わっていたかもなぁ、なんて。