バレルエイジドコーヒーに興味を持ち、2年前に「ミニ樽」を手に入れてから何度かつくっているんだけれど、そろそろ樽が限界を迎えてきた。
どう限界かというと、水漏れが止まらなくなってきたのです。
ちなみにウチでのバレルエイジドのつくりかたは、こう。
1:ミニ樽に水を入れて漏れない状態にする
2:お酒を樽に満たし、樽に吸わせる(一定期間)
3:お酒を取り出し、コーヒー生豆を入れて香りをつける(一定期間)
4:焙煎して飲む
この行程のうち、3で樽の水分(お酒)が抜けて、カラッカラになるので、1に戻ってふたたび樽に水を吸わせて、ふたたび使える状態にするわけ。
で、これを何度かやっていると、水漏れが止まらなくなってきた、という。ひと月くらい水を満たした状態にしても、下のほうから、どうしても漏れちゃう。
じゃあ、どうしよう? と考えた末にたどり着いたのが“蜜蝋でスキマを防ぐ”という方法。樽の修復方法としてはわりとメジャーらしく、さっそくAmazonで適当なのを買ってみた。
こいつを水漏れを起こしている場所に溶かして、スキマを埋めるのだ。
どうやって溶かそうか悩んで、とりあえずドライヤーであぶってみた。
うーん、ちょっとは溶けるけれど、うまくいかない(泣)。
こうなったら力業だ、というわけで、マドラーをアルコールランプであぶって、それを押し当てて溶かす作戦に。
これが功を奏して、うまい具合に溶かすことに成功。
どうしても手前側の底から漏れていたので、そこに重点的に溶かし込んてみた。
再度、水を入れて漏れのチェックをしてみたところ……漏れてなーい!
というわけで、めでたく、ふたたび樽が使える状態になったので、お酒を入れて行程2に入ったところ。
結局、これを繰り返せば、基本的には半永久的に使えるはず……なんだけれど、ちょっと手間だなー、と。あと、どうしても蜜蝋が樽にこびりつく関係で見た目がちょっと汚くなるのがネック。
前にも書いたけれど、樽を使うと、なかのお酒を捨てることになってもったいないこともあり、以前、実験的にやっていた“樽フレーバー”に戻ろうかなー、なんて。
樽フレーバーだったら、瓶に入れるだけでOKだし、使うお酒の量も少なくてすむからね。
というわけで、樽を使ったバレルエイジドコーヒーづくりは、これで最後になるかも。