このあいだ、「8ヶ月前のコーヒーは美味しいのか!? 真空パックの真価を問う」というのを試して、結果的に「問題なし」となってひと安心だったけれど、じつはもっと前の豆があったことに気づいたので、あらためて“真空パックの実力”をお試し。
その豆とは……このエントリーで使用した中国・雲南の豆!
そう、去年の夏に購入して、容量が1Kgだったこともあって小分けして保管していたのでした。
品種はカティモール。真空パックして約14ヶ月、しかも常温で
放置したもの(笑)。さて、枯れた味はするのか……!?
まず、生豆の香りはとくに変化なし(この時点でちょっと驚く)。
いや、フレッシュなものと比べると、さすがに違うんだろうけれど、これだけ嗅いでもよくわからない、というのが正直なところ。
いつものように焙煎してカフェラテでテスト。
まず奥様に提供して感想を聞いてみると「これエチオピア?」というもので(笑)、1年前の豆というのはわからない模様。
「エチオピアじゃなくて中国なんだけど、それじつは1年前の豆なんだけど、味は大丈夫?」
と聞くと「あー、中国か! うん、味は全然普通大丈夫。へぇ、1年前のなんだ」という反応。
なるほど、劣化に伴う“変な味”はしないのか。
さて、ぼくも飲んでみると……!
!?
全然普通じゃん。
先にも書いたように、たしかにフレッシュな豆と味比べをしたらわかるかもだけれど、これ単体で出されても、まさか1年前の豆だとは思えない、そのくらい普通の味。
あの雲南のフルーティーなフレーバーも健在。全然美味しい。
さらにドリップで淹れても問題なし。
というわけで、真空パックは偉大である、ということがわかった。
ちなみに真空パックしたときに脱酸素剤などは入れていなくて、シンプルに豆だけをそのままパックしたのみ。もしかすると脱酸素剤を入れておけば、より鮮度が保てたのかもしれないけれど、ナシでもとくに問題なかったのは幸い。
生豆の長期保管に悩んでいる人は、お試しあれ。