昨年のインドネシアの天候不順が影響してか、インドネシアの豆の流通量が少ない昨今。ニュークロップの「バリ神山ハニー」を心待ちにしながらも、“つなぎ”として前からちょっと気になっていた「ガヨマウンテン」を試してみることに。
なぜ気になっていたかというと、ガヨマウンテンは精製方法がスマトラ式ではなく、普通のウォッシュドだから。スマトラ式はもはやインドネシアコーヒーのアイデンティティとなっているけれど、あえてそこをウォッシュドにする理由を知りたくて。
いつものように2ハゼちょっとのフルシティまで焼いて、翌日カフェラテにしてみたところ……。
おおおっっっ!?
ひとくち目から驚く。もう、びっくりするくらい甘い!
ラテは砂糖入れたんじゃないかというくらいの甘さ。豆そのものの甘みに加え、ミルクの甘みをすごく引き立ててくれている印象で、とにかくこんなに甘いラテは始めて、というくらい。
あと、ウォッシュドだけあって、雑味が少なく、クリア。たぶん前情報がない状態で飲んだらインドネシアだってわからないんじゃないかな。そのくらい良い意味でインドネシアらしくない味。
いやもう、びっくり。
一方、V60でドリップしてみると、ロースト相応のほろ苦さに加えて、豊かなコクと甘みが素晴らしい。で、やっぱり後味クリア。
ひとことで言うと“にがあま”って感じで、大変好みの味。これは美味しいなぁ。
今回はひとまず500gほどのお試しだったけれど、もうちょっと継続して買ってみたいと思える豆でした。ただ、ちょっと高いのがネック……。